書籍・雑誌

Tibetan Buddhist Altars

毎年誕生日プレゼントをくれるiwai君より、「仏道修行のために」と今年もこんな素敵なものを頂く。感謝。

グレイシー柔術の歴史

グレイシー柔術の歴史 秘技 これを買った理由は、何よりもエリオ爺さん(もちろん昔は爺さんじゃない) vs. 木村(の前に木村なし)政彦戦の映像が収録されているからである。『木村政彦 わが柔道』なんかでちょっと記述があるけど、やっぱり天才柔道家のヴ…

プロレス研究書2本

フィクションなプロレスというエントリで「もしかしたら、プロレスで一回ぐらい発表させてもらえるかもしれない(ヤター)」と書いたが、何だか現実化しそうである。ということで、先行研究をぼちぼち漁っている。 まずは定番、ロラン・バルト『神話作用』所…

「文書を書くこと・読むこと」ほか

いつも色々なことを教えてもらっている北條さんから、師さんの研究に有益でしょうから、と、以下の論文のコピーをわざわざ送っていただいた。感謝感謝。渡辺滋「文書を書くこと・読むこと —日本古代における音声言語と書記言語の関係を中心に—」(『駿台史学…

銀河ヒッチハイクガイド(映画)

風邪ひいて、熱が出て、ゼミを休講にしてしまった。しんどい。 ところで、映画になった銀河ヒッチハイク・ガイドである。原作(安原和見訳)は、SFファンでは知らぬ者がいないほど有名。どれくらい有名かというと、Google先生にジョーク機能として搭載されて…

Skypeで電話会議

現在、ある本の翻訳をしている。一人ではなく何人かで集まってやっているので、メーリングリストをベースに、時々ミーティングをしながら進めてきている。 だんだん〆切が近づいてきたので、いろいろなことを短期間で決定しなければならないのだが、私が京都…

新書3冊

ここ数日、移動が多かったので新書を何冊か読むことができた。 ベストセラーの『下流社会 新たな階層集団の出現』を遅ればせながら読んだが、要するにマーケティングの本なのね。鋭い現状分析を含むし、大学関係者は必読だと思うが、いかんせんデータの羅列…

松田ゼミの合宿に便乗

3月最後の2日間は、史学科の松田先生のゼミ旅行にくっついて城崎温泉に行ってきた。くっついて行くはずなのだが、松田先生が急遽いろいろとお忙しくなってしまったため、前半は私が引率することに (^_^;; 城崎は前日から雪が降り続け、春だということを忘れ…

表現文化研究

新潟大学の關尾史郎先生の關尾史郎のブログ: 新着(06/03/14)経由で、新潟大学大学院現代社会文化研究科の『表現文化研究』なる雑誌があることを知る(感謝!)。 どんな雑誌だろうと思って、ググってみたら、神戸大学のやつがたくさん引っかかって、そっち…

クマと闘ったヒト

クマと闘ったヒト ミスター・ヒトと中島らもの対談集。何度読んだかわからないぐらい、おもしろい本である。極めて大ざっぱに言えばプロレス暴露本なのだが、プロレス八百長論みたいなものとは全く違う、不思議な人間たちの微妙な世界が味わえる。吉田豪の注…

フィクションなプロレス

3月6日の午前中は、バスに乗って京都シネマへ。バスの中では『ケーフェイ』を読んでいたが、読むたびにいろいろ発見がある。 ぎりぎりについたので、ダッシュで駆け込む。公開中の力道山(ソン・ヘソン監督)を観るのである。感想は、あっぱれソル・ギョング…

求道遍歴

堀沢祖門『求道遍歴 十二年籠山、そしてその後』(法蔵館、1984) もう新刊では売ってないのね。花大図書館にもないみたいだなぁ。 最澄さんが定めた十二年籠山行を完遂した後、インドでヨーガの修行をしたり、インド中を題目を唱えて回ったりした(ヒッピー…

文字符号の歴史(欧米と日本編)

文字符号の歴史(欧米と日本編) 待ちに待った安岡夫妻の本が出た。これまで断片的に(例えば、一昨年のシンポジウムでの発表とかで)聞いていた話が、このようにまとまった形で読めるとは、非常にうれしい。 内容はタイトルの通り、文字コードの歴史を、電…

オカルトな年末年始

この年末年始は、いろいろとストレスがたまっていたこともあり、マンガに逃避することが多かった。で、読んでたものを並べてみると、オカルトというか神秘思想系というか、とにかくそれ系のものが多かった。 まずはこれ: 妖怪ハンター 地の巻 妖怪ハンター …

太秦LOVE

正月二日、小雨の中、前から行きたい行きたいと思っていた広隆寺の「釿始め」を見に行く。現在は大工さんの神様である聖徳太子に奉納する形になっているが、昔は内裏などの大きな建築においては毎回やってたものらしい。笙、篳篥のなる中、儀礼用の道具を使…

京の古本屋

京の古本屋 京の古本屋 (京都モザイク) 作者: 「京都モザイク」編集部 出版社/メーカー: 青幻舎 発売日: 2003/06 メディア: 単行本 クリック: 1回 この商品を含むブログ (9件) を見る 学生時代は東京だし、最近はオンライン書店ばかりだし、そういえば京都の…

ecritureをたどってみたら

昨日、私が代表をしている漢字文献情報処理研究会の大会があった。大会ではいろいろ勉強になったが、その報告は後ほど。気心の知れた仲間たちとの再会、酒席は大変楽しかった。 二次会の席で、狩野さんが持ってきていたYannis HaralambousさんのFontes et co…

悪役レスラーは笑う

森達也『悪役レスラーは笑う―「卑劣なジャップ」グレート東郷』(岩波新書) 久しぶりに読み応えのあるプロレス本を読んだ気がする。グレート東郷の出自を追いかけるという内容だが、ありがちな暴露本ではない(結局わからずじまいで終わるし、わからないと…

休みは大切

先々週の木曜日から先週の土曜日まで毎日通勤していたので、さすがにこの日曜〜月曜(祝日)はうれしかった。人は休まないとダメなんだと、初めて思った (^_^;; 今年度はこういうのが多い、多すぎる。 9日には、近くの木嶋神社(通称蚕ノ社。謎の三角鳥居で…

朝日→京都

10月から、今まで読んでいた朝日新聞をやめて、京都新聞にした。 電話で解約を伝えたら、販売店のおっちゃんが妙に下手に理由を聞いてきたが、別に最近のドタバタが原因じゃないし、内田先生みたいに「朝日は正解を知っている」というワーディングの瀰漫が限…

CHINESE CUTURE REVIEW

Chinese Culture Review vol. 1、Chinese Culture Review vol. 2(好文出版) 監訳者の千田さんからご恵贈頂く(おお、サポートページが出来てる)。どうもありがとうございました。 まだぱらぱらめくっただけなんだけど、これはおもしろい! 「クソ」(ネッ…

パンク侍、斬られて候

パンク侍、斬られて候 最近、時代劇づいていることもあり、読んでみた。展開が全然読めなくて(最後のオチは、まあ、タイトルからわかっちゃうんだけど)、結構面白かった。ただ、パンク、ということで壊れ具合を期待していたのだが、反体制が今や正論の王道…

方法論懇話会@小諸

9月17〜18日と、長野県は小諸で開催された方法論懇話会の例会に参加してきた。 17日、午前3時起床。この日の最初のセッションで、「仏教学におけるデリダの受容と問題点」なんていう報告をすることになっていたのだが、全然準備ができていなかったので、眠い…

買ってもうた

前からずーっと欲しかったけど、お金がなかったり、お金ができたらできたで絶版になってたりで、なかなか買うことができなかった井筒俊彦先生の著作集をとうとう手に入れた。じゃじゃーん。うれしい。 井筒俊彦と言っても、花大生のほとんどは知らないかな。…

少林寺拳法関連をいくつか

最近いくつか、少林寺拳法関連で読んだり観たりしたので、まとめて感想など。 まず、開祖の著作を2点: 少林寺拳法奥義(1975) 少林寺拳法入門(1977) こう言っちゃなんだが、どちらも内容はあまり変わらない (^_^;; 前者が「奥義」で後者が「入門」という…

『会津学』創刊号

奥会津書房から『会津学』創刊号が届く。院生時代に徳一研究に行き詰まりを感じていた頃、東北学へ〈1〉もうひとつの東北からに出会って以来、その趣旨に全面的には賛成できないながらもずっと「東北学」を追いかけ、東北文化友の会にも参加してきた(本を買…

武藤敬司自叙伝

武藤敬司自叙伝―骨の髄までしゃぶり尽くせ! 名優武藤先生の自叙伝。プロレス者であれば(マストアイテムであるにせよ)どこかで聞いたような話、そうでない人には自慢話でしかない、と言ってしまえば身もふたもない。 しかし、UWFがらみの話はちょっとおもし…

仏鬼

野火迅『仏鬼』 北條さんご推薦。日本中世史、仏教思想史などのレベルが小説にしてはけっこう高くて(もちろん、小説としての限界みたいなのはあったけど、まあその辺は目をつぶって)、なかなかおもしろかった。でも、最後の明恵との問答はちょっちしょぼい…

増刷と重版

私が一部関わった『日本史の脱領域』と『インド哲学仏教学への誘い』(前にここでも紹介した)だが、前者が増刷、後者が重版したという連絡が最近相次いであった。売れない本を書いているという自覚があるため、素直にうれしい (^_^;; しかし、両方とも共著…

無境界の人

森巣博『無境界の人』(小学館、1998) カルスタが流行っていた頃に話題になっていたので買ったものの、今まで放置していた。今日、奥さんが熱を出して寝込むという緊急事態の中、何となくページを繰り始めたら、最後まで読んでしまった。 著者もそう自己規…