2008-01-01から1年間の記事一覧

Emoji登録をめぐる議論の論点

卒論の添削を二本送り返した。けっこうしんどいなぁ。ぜーぜー。まあ、添削依頼が来なけりゃ来ないで気を揉むんだが。ところで、Emoji: Public Review December 2008 (Unicode Symbols)が公開され、12月18日に同名のメールがUnicodeのメーリングリストに流れ…

WALL・E

久しぶりの映画は家族でPIXARの最新作。 ウォーリー 公式サイト なかなか良い映画であった(5才のちび2号にはちょっと長過ぎたようだが)。CEOが彼の人だからかAppleネタも多く(WALL・Eの充電完了音はMacの起動音とか)、EVEちゃんのツンデレぶりもよい。と…

日本中世の禅と律

最近、佛大の舩田さんにそそのかされて (^_^;; 叡尊が五姓各別的だったのかどうかに興味を持っている。現在、舩田さんに研究史についてレクチャーを受けつつ(って言うか、その研究史のまとめ方がおもしろいので、論文化したら?>舩田さん)、出たときに買…

古代東アジアの情報伝達

汲古書院のカタログを見ていたら、おもしろそうな本が紹介されていた。今年の春に出版されたようだが、勉強不足で知らなかった。【送料無料】古代東アジアの情報伝達ジャンル: 本・雑誌・コミック > 人文・地歴・哲学・社会 > 歴史 > 世界史ショップ: 楽天ブ…

今年のクリスマスプレゼント

ちび2号の「キョウレツオーほかゴーオンジャー3点セット」という予想(お願い)に反して、サンタさんからはこれが届きました。LEGO クリエイター・トリケラトプス出版社/メーカー: レゴメディア: おもちゃ&ホビーこの商品を含むブログ (1件) を見る最初…

シュメル神話の世界

年内の授業は明日で終わり…ゴールが見てくると気が抜けるのか、体の芯に溜まった疲れが自己主張を始める (^_^;)それはともかく、先日の出張時に読んだのが『鋼の錬金術師 21 (ガンガンコミックス)』と以下のシュメール神話の本。シュメル神話の世界―粘土板に…

今、東京駅

筑波大学(元図書館情報大学)で開催されたじんもんこん2008からの帰り。自分のプレゼンは、またもやぐずぐずだったので、自己嫌悪モード (^_^;; まあ、いろいろな人にコメントをいただいて、問題点や課題が見えたので、よかったよかった(ということにして…

拡張漢字C & GlyphWiki勉強会

以下のようなイベントが告知されています(GlyphWiki:勉強会 - GlyphWiki)。関心のある方は是非。私は行こうか行くまいか思案中(11〜12月は学会その他でほとんど土日がなかったので――明日も筑波だ――気持ち的には行きたいものの、身体が若干拒否反応 (^_^;;…

『中国同時代文化研究』創刊号

http://wagang.econ.hc.keio.ac.jp/index.php?plugin=ref&page=FrontPage&src=c3-01.png:image:right千田大介さんよりご恵贈いただきました。 『中国同時代文化研究』創刊号(『中国同時代文化研究』編集委員会、好文出版、2008年) 目次は以下の通り(Front…

聖書文献学、創世博物館、ピクル

うう、忙しすぎる。てなわけで、昨日の大谷大学での講義は、聖書文献学と系統樹(分岐分類学とか)の類似性について簡単に述べて*1、アメリカのキリスト教徒は進化論を認めてない人が多いけどね〜と横道にそれたついでに、原始人?と草食恐竜が戯れている展…

大人のいない国

この薄さで1,200円はどうかと思うが、つい買ってしまった。大人のいない国―成熟社会の未熟なあなた (ピンポイント選書)作者: 鷲田清一,内田樹出版社/メーカー: プレジデント社発売日: 2008/10メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 8回この商品を含むブログ (…

おたく文化研究の諸問題

id:monodoiさんのお誘いで、比較日本文化研究会の大会テーマ「おたく文化―森川嘉一郎氏をむかえて」 - 比較日本文化研究会に参加した。森川嘉一郎氏による「おたく文化研究の諸問題」という講演とディスカッション。氏のユーモア溢れるプレゼン能力の高さに…

趣都の誕生

明日、比較日本文化研究会によらしていただくので、予習してみた。趣都の誕生―萌える都市アキハバラ (幻冬舎文庫)作者: 森川嘉一郎出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2008/12メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 48回この商品を含むブログ (37件) を見る (あー…

キバ大詰め&来年のライダー

最近、我が家は『てれびくん』『テレマガ』ダブル買いである。てれびくん 2009年 01月号 [雑誌]出版社/メーカー: 小学館発売日: 2008/11/28メディア: 雑誌 クリック: 1回この商品を含むブログ (2件) を見る テレビマガジン 2009年 01月号 [雑誌]出版社/メー…

初年次教育学会第1回年次大会に参加して

11月29〜30日、初年次教育学会の第1回年次大会(玉川大学)に参加した。内容を問わなければ、全大学の実に97%が初年次教育に取り組んでいるということもあり、各大学から数多くの教職員が参加していたようである(参加者全体では385名)。以下のメモは、自…

初年次教育学会1日目

昨日は奈良の山奥、今日は早朝から新幹線で関東へ。玉川大学で開催される初年次教育学会 第1回年次大会に参加するためである。元々は、大学教員になったのだから業界について勉強しよう、教員としての訓練を受けていないので(私は教員免許を持っていない)…

子嶋寺〜壺阪寺〜羅漢岩

以前から、吉野に行く途中でそばを通るたびに「行きたいよね」と行っていた子嶋寺、壺阪寺に行ってきた。今月は、海住山寺〜笠置寺〜円成寺 - もろ式: 読書日記、安土に行ってきた - もろ式: 読書日記についで3回目の遠足である(調子に乗り過ぎ)。どちらも…

バガボンド 29

バガボンド(29)(モーニングKC)作者: 井上雄彦,吉川英治出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/11/28メディア: コミック購入: 8人 クリック: 16回この商品を含むブログ (83件) を見る沢庵和尚が天から聞いた声、というのが、甲野善紀氏の説そのまんまでちょっ…

イエスという男

近くのブックオフで安かったので買った。病院の待合室で、テレビの音声(「ちちんぷいぷい」とか)に逆らいながら読んだ。イエスという男作者: 田川建三出版社/メーカー: 作品社発売日: 2004/06メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 31回この商品を含むブロ…

縁起の東西 聖人・奇跡・巡礼

仏教史学会の会場で、『アジア遊学』115を買った。縁起の東西 聖人・奇跡・巡礼 (アジア遊学 115)出版社/メーカー: 勉誠出版発売日: 2008/10メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見るシンポジウム「縁起の東西 ―聖人・奇跡・巡礼―」をまとめたもの…

メモ「(続)授業でウィキペディア編集をするには」

授業でWikipediaに書かせること - もろ式: 読書日記に対して2008-11-21 - 森猫日記 - Wikipediaグループに「(続)授業でウィキペディア編集をするには」というコメントをいただきました。感謝。トラックバックがつかないみたいなので、とりあえずこちらにメ…

行きたい(けど大部分は行けない)12月のイベント

12月1日 「虚構と擬制」研究会(京大人文研) 行けるかも。三輪眞弘氏の講演、聞きたい。「ネット上を流れる不思議なメロディーを神のメッセージとあがめるウェブ上の信仰集団の夢を見た」とか、すげーおもしろそう。 12月2日 「東アジア古典文献コーパスの…

闇の摩多羅神

前に『広隆寺来由記』の台密的要素 - もろ式: 読書日記というエントリで、広隆寺の常行三昧堂のことや木嶋坐天照御魂神社の三柱の鳥居についてメモったことがあるが、私よりももっと深くこのネタを追求している本が出ていた。闇の摩多羅神作者: 川村湊出版社…

授業でWikipediaに書かせること

ゲーム脳とフリーメーソン - もろ式: 読書日記 のコメント欄に、クリエイティブ・ライティングのネタとして「前やろうとしてうまくいかなかったんですが、Wikipediaに投稿+メンテという課題とかはどうでしょう」と書いたら、2008-11-18 - 森猫日記 - Wikipe…

安土に行ってきた

情報歴史学研究室: 秋のゼミ旅行@安土に書いたように、ゼミで安土に行ってきた。木枯らしがピューピュー吹いて、寒かった。もう冬かなぁ。観音正寺は観音正寺の磨崖仏: もろ式: 読書日記以来である。ただし今回は、仏教モードは抑えて、城跡ばかりを見てい…

現代漢字の世界

「ワークショップ: 文字 ―(新)常用漢字を問う―」の発表内容を文章化する締め切りが、日一日と近づいている(他にもいろいろ締め切りがあって首が回らない)今日この頃、こんな本が出たらしい:現代漢字の世界 (シリーズ“現代日本語の世界”)作者: 田島優出版…

音と意味についての六章 復刊

こいつはめでたい。音と意味についての六章 (新装版)作者: ロマーン・ヤーコブソン,花輪光出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2008/11/11メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 5回この商品を含むブログ (5件) を見る目次は以下の通り(音と意味についての六…

ゲーム脳とフリーメーソン

2002年に出版された『ゲーム脳の恐怖』は、大きな話題になった。ゲーム脳の恐怖 (生活人新書)作者: 森昭雄出版社/メーカー: 日本放送出版協会発売日: 2002/07/10メディア: 新書 クリック: 107回この商品を含むブログ (70件) を見るこの本はやらやら論座 2007…

アキラ兄さんの論語

二松学舎大学がこんなイベント*1を開くらしい。 第4回シンポジウム『論語』 現代に活きる『論語』 平成20年11月29日(土)10:00〜16:45 二松學舎大学中洲記念講堂 特別対談 10:15〜11:45 前田日明(株式会社リングスCEO) 「自分になる為の『論語』」 対談者…

海住山寺〜笠置寺〜円成寺

大学院の授業「仏教学特殊講義」*1の一環として、秋の遠足に行ってきた。観仏信仰研究は、テキストからだけでなく、実際にそういう場に行くことが重要である。定番となりつつある笠置寺(兜率天への入口である千手窟がある)・海住山寺に加え、今年は受講生…