2007-01-01から1年間の記事一覧

12月はイベントが盛りだくさん(涙)

12月は学会シーズンである。いろいろ行きたいのがだぶったりして、行けないのが悲しい。もちろん最大の敵は学内の雑用 (^_^;; 12月3日 「虚構と擬制」研究班 これはいつも行けないわけだが (^_^;; 今回は歴史学におけるフィクションの問題(鷲田睦朗「ローマ…

失敗続き

ここ数日、失敗が多い。 古い筐体から取り出して保存しておいたむき出しのHDDに、IDE→USB変換アダプタをつけて読もうと思ったら、HDDのチップのひとつが赤色に染まり、やがて一筋の白い煙が立ち上った後、お亡くなりになった(涙)。 大学においてあるサーバ…

マンガを描いてみた

Mac miniについていたComic Lifeというソフトを何気に開いてみたら、デジカメ画像をぺたぺた貼付けて吹き出しにセリフを書くだけで、結構おもしろい写真マンガができる。調子に乗って筆ペンで絵を描き、スキャナで取り込んでコマに貼付けてみたら、ちびたち…

大掃除と卒論添削

年末なので大掃除をする。マンションから一戸建ての貸家に引っ越したので、掃除するところが多い。ほこりを拭き取ったり、窓を磨いたり、家具をどかして掃除機をかけたりしていると、あっと言う間に時間が過ぎていく。そんな合間に、ゼミの4回生から卒論添削…

月刊『秘伝』2008年1月号

少林寺拳法60周年特集である。これは買わねばなるまい。月刊 秘伝 2008年 01月号 [雑誌]出版社/メーカー: ビーエービージャパン発売日: 2007/12/14メディア: 雑誌購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (3件) を見るただ、今回は一般的な紹介記事が主…

牛乳ラーメン

冬休みに入ってからは、マッサージに行ったり、球根を植えたりしながら、徐々に身心の疲れを取る日々。それはともかく、花園大学の西門を出て北上すると、丸太町通と西小路通の角にラーメン屋「麻阿悟(まあご)」がある。この店は、大将がイタリアンで修行…

「自分が対象としているのは、一般の利用者であって、人文学研究者ではない。」

當山日出夫先生のデジタル・ヒューマニティーズ(071212)今後のゆくえが心配だ: やまもも書斎記にこんなのがあった。立命館大学のグローバルCOEプログラム「日本文化デジタル・ヒューマニティーズ拠点」で、火曜セミナーという定例イベントがあるらしいのだ…

『北の文庫』第46号

廣庭基介先生よりご恵贈頂く。ありがとうございます。貸本屋(特に高円寺の大竹文庫)に関する記事満載で興味深い。右の図は大竹文庫作成の昭和49年の「現代人気作家・マンガ家番付」。梶原一騎先生の地位が意外に低く、ちばてつや(『あしたのジョー』は梶…

バイルス・チェイス

情報歴史学研究室: 第12回情報知識学フォーラム:簡単なレポートに書いたように、浜松に出張した。旅のお供はうなぎパイではなく『ゴルゴ13』第147巻*1。id:moroshigeki:20071030:1193751261にも少し書いたが、『ゴルゴ13』のIT関係の知識は、多分に陰謀史観…

解離と統合の少林寺拳法

最近忙しくて少林寺拳法の練習がほとんどできていない(涙)。練習量が絶対的に足りないので、ちびの入門を足がかりに職場以外の練習場所を確保したいところである。今日は徒労の色が濃い一日であったが、そんな中、山中先生とインターンシップの話だけでな…

中世京都の被差別民空間 ―清水坂と鳥部野―

花園大学人権教育研究センターの定例研究会に初めて参加する。お題は山田邦和先生の「中世京都の被差別民空間 ―清水坂と鳥部野―」である。実はこのネタは、最近興味を持って調べているネタ(先日ちょこっと書いた中世における僧兵*1や武芸者の発生とその宗教…

山口貴由と井筒俊彦を交互に読む

別に何の理由もないのだが、最近『シグルイ』*1と『井筒俊彦全集』の9巻*2を交互に読んでいる。今日は「イスマイル派「暗殺団」 ―アラムート城砦のミュトスと思想―」を読んだら、相乗効果?で脳内ハイテンション。イスラム教シーア派の一派で、暗殺団で有名…

象られた力

象られた力 kaleidscape (ハヤカワ文庫 JA)作者: 飛浩隆出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2004/09/08メディア: 文庫購入: 20人 クリック: 110回この商品を含むブログ (240件) を見るこの手の小説はどうしても設定を重視してしまうところがあるのだが、この…

表象としてのコンピュータ (2)

id:moroshigeki:20071030:1193751261の続き。(1)の最後で「私たちは「非人間」的な知性をあまりに激しく欲望しているからこそ、その欲望を強化するべく、コンピュータを倒す物語を作り続けるのだ」という仮説を述べたが、人類の歴史の中で「「非人間」的な知…

男子新体操部が「ひぐらしのなく頃に」を躍る

花園大学の男子新体操部は、このあいだも全国大会で個人総合優勝したりする*1ぐらい強かったりして、生で観た時は身体能力の高さに驚き、女子とは違ったダイナミックな演技が大迫力だったりするわけだが、こんな動画を見つけてしまった:選曲は自分らでする…

ソシオロジカル・スタディーズ(([asin:4790713016:detail]))

角田幹夫さんよりご恵贈いただきました。ありがとうございます。『年報 社会科学基礎論研究』*1の方でも、勉強させていただいております。まだ読んでませんが (^_^;; 「手ごたえのある作品に仕上がった」とのことですので*2、じっくりと読ませていただきたい…

僧兵たちの平安京

SBS学苑 浜松校とサールナートホールでの京都学講座で一席ぶつために、6時半に家を出る。レジュメとかの準備のためにほとんど寝てないので、体温が上がらず、めちゃめちゃ寒い(と思ったら気温が2度ぐらいだったらしい)。霜がおりてる。うう。お題は「僧兵…

「花園明朝」公開!

フリー(自由)な漢字フォント「花園明朝」(略してハナミン)がようやく公開されました。関係者の一人として大変うれしく思います。 http://fonts.jp/hanazono/まだいろいろ不具合(Mac OS Xで使えないとか)がありますが、ご利用頂ければ幸いです。ヒラギ…

人類は衰退しました(([asin:409451001X:detail]))

体調はあまり芳しくなく。とは言え身過ぎ世過ぎの草の種のため、バスなどで移動する間に、この本をさくっと読み終わる。さすがラノベ。読み始め、主人公は男子だと思いこんでおり、表紙の女の子が実は主人公だとはわからなかった。梗概として、 わたしたち人…

ディープな人文情報学の教科書

朝から腹痛で動けん(涙)。うぐぅ。ところでこの季節は、来年度のシラバスを書かねばならない時期だったりするのだが、いつも教科書の選定で悩む。関係データベースの使い方とか、SQLの書き方とかだと教科書になりそうなのはたくさんあるのだが、一番根っこ…

AAで読む『大唐西域記』

今日、大学院の授業で『大唐西域記』とか『日本霊異記』とか新興宗教とかの(ちょっとバカっぽい)弥勒信仰や観仏信仰をとりあげたのだが、その中のひとつをアスキーアート交じりで書いてみようと、ふと思ったので書いてみることにする。

少林寺拳法はスケールフリーネットワーク?

花園大学少林寺拳法部が発行している『花大拳報』2007年秋号に寄せた駄文を転載する。かなり強引な内容なのは、監督から「DVDの話に加えて、mixiとかに絡めて書いてくれ」と依頼されたため (^_^;; 「京都別院の成り立ちと開祖の思い出」を見て合掌 昨年11月…

軽い後悔

今日、花大は学園祭であるが(がばいばあちゃんの講演会もある)、大谷大は通常通りなので出講する(少林寺拳法部のみんな、演武祭に行けなくて御免)。円町から市バスの205系統に乗って、北大路バスターミナルへ。車中で本*1を読んでいたら、とてもおもしろ…

表象としてのコンピュータ (1)

大谷大学の非常勤で「人文学とコンピュータ」という授業を担当している。この授業では毎年(と言っても、今年で2年目なのだが)、映画『マトリックス』*1を観て、そこに出てくるコンピュータについてどう思うか、リアルって何だ、みたいな質問に答える小レポ…

第5回鳴滝寄席

大根焚き(と書いて「だいこだき」と読む)の了徳寺で、地元青年会主催の寄席が開催されたのでいそいそと出かける。前半は(なぜか)バロック音楽コンサート(id:ongakugaku:20070712)。水上陽一さんのリコーダーと吉竹百合子さんのチェンバロで、ヘンデル…

落ち葉掃除

大学院時代の先輩である橘川さんが、京大人文研の共同研究班(真諦三蔵の研究)で発表するために上洛したので、いっしょに食事をすることになる。吉田叡禮さんも来て下さって、楽しい時間を過ごす(関係ないですが、祇園の某所でN先生のボトルを勝手に飲んで…

アップルシードとゴルゴ13

東寺でもライブで聴くことができたYMO(というかHASYMO)の新曲「Rescue」*1はなかなかかっちょよいが、映画『EX MACHINA』のテーマソングだという。この映画は、映画『APPLESEED』*2の続編で、もちろん原作は士郎正宗のマンガ『アップルシード』*3である。H…