2007-01-01から1年間の記事一覧

豆菜が…

結構好きだったお店「豆菜」だが、9月で閉店したらしい(涙)。

宗教の詩学

大谷栄一の研究室@blog: 岡田正彦著『宗教の詩学』のご紹介で紹介されていた岡田正彦『宗教の詩学 ―テクストとしての「宗教」を読む―』(グローカル新書7、天理大学附属おやさと研究所、2007年)読了。本書には、事例としては禅語録や倉田百三『出家とその…

「ためらい」というシニフィアン

学会の懇親会後、よしのぼり君と方法論懇話会リスタートについて、円町駅前のマクドで話をする。彼は3月に京都で開催される予定の懇話会で報告をする予定なのだが、どんな方法論を選択すればいいのか、悩んでいるとのことである。シカ害がひどい地域では、絶…

佛教史学会第58回学術大会

佛教史学会第58回学術大会は、裏方として足りないレジュメをコピーしたりしてたので、大隅和雄先生の講演以外は何一つ聞けなかった(涙)。橘堂晃一氏の「ウイグル語訳『観弥勒上生兜率天経賛』について」、牧伸行氏の「『続日本紀』と道鏡」、宮崎泉さんの…

Fonts & Encodings(([asin:0596102429:detail]))

オライリー・ジャパン社より Yannis Haralambous. Fontes et Codages. O'Reilly. 2004.の英訳、Fonts & Encodings.をご恵贈いただく。ありがとうございます。もろ式: 読書日記: ecritureをたどってみたらでも述べたように、この本には私の“Surface or Essenc…

鳳翔学叢

平等院ミュージアム鳳翔館より『鳳翔学叢』第1〜3輯を送っていただきました。ありがとうございます。歴史学、仏教学、文化財科学、保存科学、人文情報学(情報歴史学)など、私が関心のある領域にかなり重なっている雑誌です。情報歴史学的には、 坂口修一「…

文字の歴史と伝統とは

當山日出夫先生より「文字の歴史と伝統とは ―文字の伝承の視点から 「祇」を事例として―」(第97回訓点語学会研究発表会、2007年10月14日、東京大学山上会館)のレジュメをご恵贈いただきました。ありがとうございます。訓点語学会というのは、とても恐ろし…

風邪ひいた

鼻汁ズルズル、のどがイガイガして、疲労感が全身に蔓延してきた。風邪だろうな(涙)。 木曜日は授業2コマ。 金曜日は午前中にちびの幼稚園の秋祭り、午後に大谷大で授業1コマ、夕方には土曜日の佛教史学会学術大会の準備。 土曜日は朝から晩まで佛教史学会…

『漢字文献情報処理研究』第8号出ました

http://jaet.gr.jp/jj/jj8.png:image:right私が代表をしている漢字文献情報処理研究会の会誌『漢字文献情報処理研究』第8号が出た。この号には、「漢文のマークアップ 現状と課題」という題で、LaTeXの返り点マクロなど、既存の返り点マークアップ方法を簡単…

久保柿

我が家には狭い庭みたいなものがあって、金木犀とか楓とかが植わっている。その枯れ葉が玄関先とかに溜まってくるので時々掃き掃除をしたりしているのだが、この日も箒を持って玄関を出たり入ったりしていたら、大家さんが高枝鋏で柿を取っていた(大家さん…

吉野山巡り

前日、夜中の2時、3時まで酒を呑み呑みだべっていたので(まあ、学生にとっては勉強って感じだったけど)、この日は少し遅めのスタート(でも朝ご飯はがっつり三杯)。吉野山は、蔵王権現ご開帳のため一部交通規制がかかっていたので、徒歩で桜本坊、喜蔵院…

[[金峰山寺]]詣で

朝10時に大学集合。福島先生主催の美術史研究会にお供して、吉野山の金峰山寺で特別開帳される蔵王権現をお参りに行くのである。京都南インターから名神→近畿道→南阪奈道と行けば、一時間半ぐらいでそこはもう奈良県南部の入口…のはずが、南阪奈道の出口あた…

姫神様に願いを

姫神さまに願いを (姫神さまに願いをシリーズ) (コバルト文庫)作者: 藤原眞莉,鳴海ゆき出版社/メーカー: 集英社発売日: 1998/09/03メディア: 文庫 クリック: 7回この商品を含むブログ (8件) を見る天台密教ネタのラノベと聞けば、大学時代に『金剛頂経疏』を…

マハチュラロンコン大学ご一行様

タイのMahachulalongkornrajavidyalaya Universityの一行が、本学を含む京都の仏教系の大学を視察しにやってきた。私は、花大で一二を争う下っ端なのに、情報システムセンターのセンター長などという役職についている関係上、一行60余名の視察団(半分はお坊…

台北5日目

いよいよ最終日である。昨日の夜市組で、再び善導寺そばで台湾式朝ご飯。その後、ぱーどれと後藤さんとで中央研究院の歴史文物陳列館を見学。予想以上に立派な展示だったので、たいへん満足する。ついでに胡適紀念館にも立ち寄る。政治にも、文学活動にも、…

台北4日目

27日の研究会に引き続き、28日の午前はエクスカーションで故宮博物院へ。ひさしぶりの故宮博物院は、すっかり改装されきれいになっていたが、ちょっと薄味な感じがした。午後は中央研究院の歴史語言研究所を訪問し、現在、台湾が国家をあげてやっているデジ…

台北3日目

第76回人文科学とコンピュータ研究会研究発表会/東南科技大学2007国際シンポジウム「人文科学とコンピュータ科学」本番の日である。台湾側が非常に(気後れするぐらい)立派に準備して下さっていて、大成功であった。ちなみに私も「文字の見えない部分―制御…

台北2日目

朝、ぱーどれの案内で善導寺駅そばのお店で油条、焼餅、蛋餅、冰豆漿が並んだ台湾の朝ご飯。美味なり。午後からは東南科技大学で、第76回人文科学とコンピュータ研究会研究発表会/東南科技大学2007国際シンポジウム「人文科学とコンピュータ科学」の打ち合…

超萌系!我的801女友

『となりの801ちゃん』*1の台湾版を発見。李弘宇訳『超萌系!我的801女友』(傑克魔豆文化、2007年8月、ISBN 978-986-7156-83-9)。写真は茶色っぽくなってしまったが、実際は原書と同じ白色。写真を差し替えました。以下、対訳表(一部): 中国語 日本語 …

台北1日目

昼すぎ、気流に揉まれた飛行機を降りると、そこは台湾(空港はいつの間にか「桃園」という名前になっていた。「桃園」と言えば、花園大学を桃園大学と間違える人がいる。以上余談)。ホテルに荷物を降ろした後、ぱーどれ、後藤さんとともに町に繰り出す。ミ…

iPod touch所感

しばらく遊んでみた感想。 タッチパネルのインターフェースは優秀。ちび2号が使いこなしているのにびっくり。ただし、キーボードのキーが小さすぎる(外人さんにはもっと指が大きい人もいるだろうに)。 画面が大きいからか、ビデオを観るのが意外に楽しい。…

iPod touch届く

私自身にとって初iPodとなるiPod touch 16GB*1が届いた。購入の動機はいろいろあるのだが、音楽を聴くことは実は二の次だったりする。iPhoneが出たら個人用の端末はそちらに乗り換えるつもりだが、とりあえずは、 持ち運べるiCal+α端末として 博物館の閲覧…

日本華厳学関連論文3本

野呂靖さんよりご恵投いただきました。ありがとうございます。 野呂靖「日本華厳における三生成仏説に関する諸師の見解」(『龍谷大学大学院文学研究科紀要』28、2006年12月) 野呂靖「明恵門下における『即身成仏義』解釈 ―高信撰『六大無碍義抄』上巻翻刻―…

奥吉野山岳文化伝承調査 (4)

最終日。午前中にご老人お一人からお話をうかがった後、黒滝村を後にする。途中下車した丹生川上神社上社(写真)で、御朱印などをもらいつつ、神社の方とお話をする(聞き取りモードなので、ついつい質問をしてしまう (^_^;;)。ここは昔から参拝客が昼寝を…

奥吉野山岳文化伝承調査 (3)

この日は朝からご老人のお話をうかがった後、鳳閣寺へ。戦後、真言宗鳳閣寺派大本山と称し、宗務本庁もあったりするが、現在は無住とのことである。修験道の当山派の拠点として栄えた(ている?)らしいのだが、我々が訪れた際はひっそりとしていた。ここを…