2007-01-01から1年間の記事一覧

奥吉野山岳文化伝承調査 (2)

早朝に天理を出発し、3台の車に分乗して黒滝村へ。途中、石舞台古墳、天武・持統天皇陵(檜隈大内陵)、丹生川上神社上社、大峯山龍泉寺、天川弁財天(写真)などを巡る。中でもおもしろかったのは天川弁財天で、瞑想をしている人や団体がそこかしこにおり、…

奥吉野山岳文化伝承調査 (1)

12時に大学で学生と待ち合わせして、いざ奈良へ。せっかくなので、いくつかお寺を回ることに。一つ目は中将姫伝説で有名な当麻寺(写真は中将姫の像)。ここは、折口信夫の『死者の書』*1やその映画*2を見て(id:moroshigeki:20061103:1162569317)以来、行…

釈尊の奪い合い?

佛教史学会の例会が花園大学であった。来月20日に佛教史学会の大会・総会が本学で開催されるので、その下見も兼ねての例会の開催である。今日の例会の発表者は北條竜士さんで、題目は「『悲華経』と浄土教」。『悲華経』については全然知らなかったので、阿…

歴博基盤研究「デジタル化された博物館資料に関する情報記述法の研究」第2回研究会

上野の東京国立博物館にて。東博の設備のリッチさに驚く。静止画用のストレージが40テラバイトあって、そのうち20テラバイトぐらいすでに使ってるとのこと。すげー、と思ったけど、10MBぐらいの写真が200万枚ってことか。そんなに多くもないような気がする。…

駕籠真太郎展「納涼不衛生まつり」

銀座ヴァニラ画廊にて。手ぬぐいと『輝け!大東亜共栄圏』*1を購入。原画をはじめいろいろ欲しいものもあったが、このところ出張貧乏なので断念。 *1:輝け!大東亜共栄圏 (Ohta comics)作者: 駕籠真太郎出版社/メーカー: 太田出版発売日: 1999/06メディア: コ…

四谷会談初参加

四谷会談とはブログ「ほぼ週刊四谷会談」が溜まり場になっている研究会みたいなものである。その名の通り、四谷にある上智大学がひとつの活動拠点なので、これまで実世界で参加する機会がなかったのだが、今回いろいろあって会談に参加することがかなった。 …

大原ふれあい朝市

我が家は皆、寝坊助なのだが、今日はがんばって早朝5時半に起床、大原ふれあい朝市に向かう。その名の通り、大原三千院の大原で毎日曜日に開催されている朝市である。朝ご飯も食べず、鯖街道を自動車で北上する。早朝の京都は、予想ではもっと車が走ってると…

ほしのこえ(([asin:B000I2JEA2:detail]))

キャラクター論についての参考文献として東浩紀氏の対談集*1を買ったわけだが、その冒頭の対談が本作に代表される所謂「セカイ系」の話だったので観てみることにする。個人レベルでこんなのを作ってしまうんだから、驚愕である。セカイ系の定義のひとつとし…

リズムで学ぶ三文字中国語―iPod徹底活用!(([asin:4757412193:detail]))

清原文代さんよりご恵贈いただきました。ありがとうございます。この本は語学本なわけだが、他にない特徴としては、 その名の通り「iPod徹底活用」。 メインの例文がラップ+アニメーションで提示される(→清原文代『リズムで学ぶ三文字中国語』(アルク)CM…

徳島城博物館

徳島市:徳島城博物館 印仏学会2日目も他の人の発表を聞いたり(佐々木閑先生の発表は、内容もさることながら、巧みな話術と、小ネタもあっておもしろかった)、理事会に出たり、評議会に出たり。午後は、空海に関する特別講演と、お遍路さんに関するシンポ…

学会初日

学会初日は午前中に発表があるので早く行く。発表タイトルは「新羅における玄奘の唯識比量の解釈 ―憬興・太賢・道証を中心に―」(当日配布したレジュメ〔PDF〕)。唯識比量とは、玄奘がインド留学中、外道(仏教以外の宗教・思想)や小乗の人たち相手に、自…

徳島着

日本印度学仏教学会の第58回学術大会に参加するために徳島に来ている。先ほど、会場校である四国大学での常務委員会とか学術情報委員会(コンピュータ利用委員会)とかが終わって、ホテルに着いたところである。京都からは高速バスを使った。徳島駅に着いて…

御室駅前のカフェ

仁和寺で解散になったあと、前から気になっていた御室駅前のカフェ(写真。ずっと「カフェまるばつ」と言っていたが、そう言えば何という名前の店なのか知らない)で一休み。防災訓練の際に<アルファ米のお湯をかけるだけ五目ご飯>を食べていたので、アイ…

防災訓練

今日は京都市総合防災訓練にちび2号と参加した。町内会でお地蔵さんのところに集合して、宇多野小学校へ一次避難訓練。その後仁和寺に二次避難して、消防署の消火活動訓練などを見学。仁和寺で遊んだり、ちび2号は消防車が動くのを間近で見たり、ヘリコプタ…

アジア遊学101 日中韓の霊魂観の違い

日中韓の霊魂観の違い (アジア遊学)出版社/メーカー: 勉誠出版発売日: 2007/08/01メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (4件) を見る以前、輪廻関係の映画とかマンガとかを漁ってネタ集め*1をしていたが、その論文が出版された。8月に出版す…

光にしてみた

いいかげんADSLにストレスを感じるようになってきたので、引っ越しを機にNTTのフレッツ光プレミアムを入れてみた。工事も設定もさくっと終わったのでそれはよいのだが、ターミネータ×2+VoIPアダプタ+電話でいきなりコンセントを4つも消費するのはいかがな…

猪に出会ったら

現在住んでいる鳴滝近辺には、狸と猪がでるらしい。最初冗談だろうと思って近所の人に「狸とか猪とか出るらしいっすね(笑)」みたいな感じで話していたら、「狸はほとんど出ないけど、猪は(出る)」みたいな感じのことをマジ顔で答えられた。猪が生ゴミを…

再起動、再起動、再起動…

私は自宅ではMac miniがメインマシンなのだが、世の中にはどうしてもWindowsを使わなければならない場面がある(もちろん、Macを使わなければならない場面とか、Sunを使わなければならない場面とかもある)。近々購入予定のPhotomodeler*1という3次元写真測…

GPSを買った

大学から研究助成をもらったので、ちょっと高めのGPS*1を買ってみた。GPS本体だけではなく、日本地図とかSDカードとかがセットになったやつ*2である。以前、もっと安いGPSを買ってたのだが、天橋立にゼミ旅行に行った際に学生に試してもらったところ(ただ遊…

FIGHTING TV SAMURAIを申し込んだ

10年目にしてようやく申し込んだ。どうせそんなに見られるわけないのだが(涙)、自称プロレス研究者としては是非入っておきたかった。現在、無料お試し期間中で、ほぼ全チャンネルが視聴可能なため、子ども用アニメ番組放映マシンと化したり、妻が『ベルば…

CRITICA vol.2

探偵小説研究会の『CRITICA』第2号*1を、千野帽子さんよりご恵贈いただきました。ありがとうございます。どこをとっても面白い内容なのだが、もっとも関心があるのはこのあたり: ジャンルという制度は、商業モデルを支えるし、同時に好尚の基準をも作ります…