SF

虫と歌 市川春子作品集

読んだ。まあまあ面白かったが、いまいち印象が弱いというか。虫と歌 市川春子作品集 (アフタヌーンKC)作者: 市川春子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/11/20メディア: コミック購入: 59人 クリック: 1,409回この商品を含むブログ (281件) を見る

最近読んだ本

春休み、という名称からは程遠い忙しい毎日ではあるが(そもそも大学教員にとって、長期休暇期間は繁忙期なのである)、それでも充電をしておかなければと思い、積読本を少しずつ消化している。最近読んだ仕事に直接関係がない本は、以下のとおり:社会を変…

都市と都市

久々に仕事に関係のない本を読んだ。 都市と都市 (ハヤカワ文庫SF)作者: チャイナ・ミエヴィル,日暮 雅通出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2011/12/20メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 92回この商品を含むブログ (54件) を見る まったく同じ地域に二つの…

ログ・ホライズン3・4

うむ、おもしろい。ログ・ホライズン3 ゲームの終わり(上)作者: 橙乃ままれ,ハラカズヒロ出版社/メーカー: エンターブレイン発売日: 2011/08/31メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 169回この商品を含むブログ (30件) を見る ログ・ホライズン4 ゲームの…

ログ・ホライズン1 異世界のはじまり

まおゆうが面白かったので読んでみた。ウェブ版は読んでいない。ログ・ホライズン1 異世界のはじまり作者: 橙乃ままれ,ハラカズヒロ出版社/メーカー: エンターブレイン発売日: 2011/03/31メディア: 単行本購入: 15人 クリック: 473回この商品を含むブログ (5…

CASSHERN

夏休みに観た映画(DVD等)を少しずつ。CASSHERN [DVD]出版社/メーカー: 松竹ホームビデオ発売日: 2007/01/27メディア: DVD クリック: 23回この商品を含むブログ (44件) を見る世間での評判が悪い紀里谷和明版『CASSHERN』であるが、悪評のおかげでかえって…

魔法科高校の劣等生 入学編

北海道出張からの帰りに読んだ。おもしろかった。魔法科高校の劣等生〈1〉入学編(上) (電撃文庫)作者: 佐島勤,石田可奈出版社/メーカー: アスキーメディアワークス発売日: 2011/07/08メディア: 文庫購入: 10人 クリック: 319回この商品を含むブログ (80件) …

ループ

以前最近読んでいる(いた)本というエントリで書いた『ループ』を、ようやく読み終わった。 ループ (角川ホラー文庫)作者: 鈴木光司出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2000/09/08メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 31回この商…

最近読んでいる(いた)本

うーむ、すっかりブログがご無沙汰になってしまっている…(かと言って、Twitter(http://twitter.com/#!/moroshigeki)に積極的というわけでもない…)。ともあれ、最近読んでいる(いた)本を列挙しておこう。 順列都市〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)作者: グレッ…

最近読んだマンガ

70億の針 1 (MFコミックス フラッパーシリーズ)作者: 多田乃伸明出版社/メーカー: メディアファクトリー発売日: 2008/11/22メディア: コミック購入: 3人 クリック: 60回この商品を含むブログ (39件) を見る帯でクリエイターたちが絶賛していたので、ついつい…

老ヴォールの惑星

いいSF小説に出会った。老ヴォールの惑星 (次世代型作家のリアル・フィクション ハヤカワ文庫 JA (809))作者: 小川一水出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2005/08/09メディア: 文庫購入: 14人 クリック: 109回この商品を含むブログ (287件) を見る4本の中編…

進撃の巨人

我が信頼するマンガ読みの皆さんが、ここまで反応するマンガであれば(諫山創『進撃の巨人』1~2:夏目房之介の「で?」:ITmedia オルタナティブ・ブログ)、読まないわけにはいくまい。 進撃の巨人(1) (少年マガジンKC)作者: 諫山創出版社/メーカー: 講談…

シドニアの騎士

いやー久しぶりにマンガを読んだ気がする。シドニアの騎士 1 (アフタヌーンKC)作者: 弐瓶勉出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/09/23メディア: コミック購入: 15人 クリック: 746回この商品を含むブログ (70件) を見るシドニアの騎士 2 (アフタヌーンKC)作…

マルドゥック・スクランブル―The Second Combustion 燃焼/The Third Exhaust 排気

第1巻に続けて読んだ。 マルドゥック・スクランブル―The Second Combustion 燃焼 (ハヤカワ文庫JA)作者: 冲方丁出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2003/06メディア: 文庫購入: 8人 クリック: 55回この商品を含むブログ (280件) を見る マルドゥック・スクラ…

後藤さんのこと

積ん読だったのをようやく読んだ。後藤さんのこと (想像力の文学)作者: 円城塔出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2010/01/07メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 66回この商品を含むブログ (43件) を見る小説とは言っても所謂「ストーリー」を楽しむもので…

マルドゥック・スクランブル―The First Compression 圧縮

読んだ。長い小説を読むのは久しぶりだなぁ。 マルドゥック・スクランブル―The First Compression 圧縮 (ハヤカワ文庫JA)作者: 冲方丁出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2003/05メディア: 文庫購入: 15人 クリック: 292回この商品を含むブログ (420件) を見る…

デッドマン・ワンダーランド

前から気になっていたんだが、ようやく買って読んだ。 デッドマン・ワンダーランド 1 (角川コミックス・エース 138-8)作者: 片岡人生,近藤一馬出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2007/09/26メディア: コミック購入: 1人 クリック: 89回この商品を含むブログ …

ハーモニー

(いろんな意味で)傑作だなぁ、これは。ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)作者: 伊藤計劃出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2008/12メディア: 単行本購入: 48人 クリック: 846回この商品を含むブログ (342件) を見るid:Projectitoh氏の訃報を…

理想郷としてのザ・ロード

ザ・ロード - もろ式: 読書日記で弱音を吐き、放置状態になっていた『ザ・ロード』であるが、がんばって読んでみた。がんばって、と言っても、ちょっと読んだらやめられなくなって一気読み。ザ・ロード作者: コーマック・マッカーシー,黒原敏行出版社/メーカ…

ハローサマー、グッドバイ

今日は東京日帰り出張。ノートパソコンが大学に置きっぱなしで新幹線で仕事ができず(涙)、おかげで読書ができた。ハローサマー、グッドバイ (河出文庫)作者: マイクル・コーニイ,山岸真出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2008/07/04メディア: 文庫購入…

ザ・ロード

ザ・ロード作者: コーマック・マッカーシー,黒原敏行出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2008/06/17メディア: ハードカバー購入: 9人 クリック: 184回この商品を含むブログ (175件) を見る子どもができてから、映画とか小説とかの“親子もの”には滅法弱くなっ…

虐殺器官

虐殺器官 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)作者: 伊藤計劃出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2007/06メディア: 単行本購入: 26人 クリック: 759回この商品を含むブログ (339件) を見る“虐殺機関”ではなく“虐殺器官”。チョムスキー派の言語理論、ネットワ…

人類は衰退しました(2)

ああ、明日は朝一で授業。しかもちび1号の入学式とかぶっているよ(涙)。人類は衰退しました 2 (ガガガ文庫)作者: 田中ロミオ,山崎透出版社/メーカー: 小学館発売日: 2007/12/19メディア: 文庫購入: 26人 クリック: 632回この商品を含むブログ (322件) を見…

Self-Reference ENGINE(([asin:4152088214:detail]))

読んだ。タイトルがイイ。でもおもしろかったか?と言われると微妙。natural computingみたいなものが出てくるメタメタした内容(作者は複雑系の研究をしていた人らしい)。帯で飛浩隆氏が「爆笑ソラリスジョーク集」と書いているが、レム師つながりで言うな…

零式(([asin:4150308772:detail]))

なかなかおもしろかった。要するに山口貴由マンガの小説版、と言えば、そんなに印象にずれはないと思う。 3人の無者*1が、旋風のように消える――否―― 目の前にいた。 低く構え、一呼吸。 鞘に入ったままの倭刀(カタナ)――そのまま繰り出す鬼神の猛攻、修羅の…

象られた力

象られた力 kaleidscape (ハヤカワ文庫 JA)作者: 飛浩隆出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2004/09/08メディア: 文庫購入: 20人 クリック: 110回この商品を含むブログ (240件) を見るこの手の小説はどうしても設定を重視してしまうところがあるのだが、この…

人類は衰退しました(([asin:409451001X:detail]))

体調はあまり芳しくなく。とは言え身過ぎ世過ぎの草の種のため、バスなどで移動する間に、この本をさくっと読み終わる。さすがラノベ。読み始め、主人公は男子だと思いこんでおり、表紙の女の子が実は主人公だとはわからなかった。梗概として、 わたしたち人…

ほしのこえ(([asin:B000I2JEA2:detail]))

キャラクター論についての参考文献として東浩紀氏の対談集*1を買ったわけだが、その冒頭の対談が本作に代表される所謂「セカイ系」の話だったので観てみることにする。個人レベルでこんなのを作ってしまうんだから、驚愕である。セカイ系の定義のひとつとし…

CRITICA vol.2

探偵小説研究会の『CRITICA』第2号*1を、千野帽子さんよりご恵贈いただきました。ありがとうございます。どこをとっても面白い内容なのだが、もっとも関心があるのはこのあたり: ジャンルという制度は、商業モデルを支えるし、同時に好尚の基準をも作ります…

『ぼくの地球を守って』読めねー

某原稿は出したが、輪廻転生関係*1の続き。『ぼくの地球を守って』*2は、共通の前世の記憶を持つ高校生たち(一部小学生)の人間模様を描いたマンガで、「私の前世はアトランティスの戦士です。かつての仲間を捜しています」なんてのをオカルト雑誌に投稿す…