2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

歴史家の散歩道

いつも知的な刺激を頂いている北條勝貴さんから、ご恵贈頂きました。歴史家の散歩道作者: 上智大学文学部史学科出版社/メーカー: ぎょうせい発売日: 2008/03/29メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る上智大学史学科の教員による…

方法と対象、研究と教育 寄り道

方法と対象、研究と教育 続きで引いた伊藤剛さんの「秘教」発言にひっかけた余談。方法論と教科書の話をしていたこともあって「美術史を超えるための方法論」を網羅的に紹介する教科書『ヴィジュアル・カルチャー入門』*1をぱらぱらめくっていたら、ここでも…

方法と対象、研究と教育

『ユリイカ』2008年6月号をぱらぱらと読んでいる。ユリイカ2008年6月号 特集=マンガ批評の新展開作者: 荒川 弘出版社/メーカー: 青土社発売日: 2008/05/26メディア: ムック購入: 4人 クリック: 46回この商品を含むブログ (48件) を見るその中でまず気になっ…

方法と対象、研究と教育 続き

方法と対象、研究と教育 - moroshigeki's blogの続き。先の「検証して欲しかったらアカデミズムに来ればいいじゃん」という物言いは、特に大学教員の私が言うと、多分とても傲慢に聞こえるんだろうと思う。私としては、大学とか学会というような制度の外側に…

方法と対象、研究と教育 続きの続き

id:moroshigeki:20080529:p2 の続き。“批評”っていうものがいまいちピンと来ない私があれこれ云々する資格はないのだが、東浩紀×伊藤剛対談135〜137頁あたりの「批評という賭け」と題された一連の議論を、教育の問題として見るとおもしろい。伊藤剛さんは東…

情報処理学会 第75回音楽情報科学研究会

ニコニコ動画とか初音ミクとかの発表があると聞いて、行ってみた。とは言え、午前中は花大でミーティングがあったので第1セッションは聞けず、第2セッションから。ポートアイランドは遠い。明日もあるみたいだが、授業があるので参加は無理。会場で江渡さん…

山部能宜先生の瑜伽行派論文

「五姓各別説と観音の夢 ―『日本霊異記』下巻第三十八縁の読解の試み」の抜刷をお送りしたら、こんなに頂いてしまいました。ありがとうございます。 山部能宜「紹介・修山脩一教授の仏教学」(『九州龍谷短期大学紀要』44、1998) Yamabe, Nobuyoshi. “Self …

ユリイカ 2008年6月号

『ユリイカ』2008年6月号に、拙論「一般キャラクター論のために 『テヅカ・イズ・デッド』 再考」が載りますた。ユリイカ2008年6月号 特集=マンガ批評の新展開作者: 荒川 弘出版社/メーカー: 青土社発売日: 2008/05/26メディア: ムック購入: 4人 クリック: 4…

駿河城御前試合

駿河城御前試合 (徳間文庫)作者: 南條範夫出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2005/10メディア: 文庫購入: 13人 クリック: 131回この商品を含むブログ (132件) を見る『シグルイ』の原作。全部で11試合行われたうちの第1試合(「無明逆流れ」の章)がマンガと…

神経文字学

神経文字学―読み書きの神経科学作者: 岩田誠,河村満出版社/メーカー: 医学書院発売日: 2007/10メディア: 単行本この商品を含むブログ (8件) を見るまだ読みかけだが、なかなかおもしろい本である。脳科学から見た文字(特に書字障害)に関する研究をまとめた…

少林寺拳法的介護論

最近、古武術の技術を使った介護技術の本がいくつか出ている*1。少林寺拳法にもそんなのないのかな?と思いながら探していたら、青山幸広氏の本に出会った。力愛不二(りきあいふに)―介護に必要なもの、それは愛と力作者: 青山幸広出版社/メーカー: 雲母書房…

『臨済宗妙心寺派教学研究紀要』第6号

妙心寺派宗務本所教化センターより、『臨済宗妙心寺派教学研究紀要』第6号(2008年5月)をご恵贈いただきました。ありがとうございます。目次は以下のとおり: 小林圓照「「却温神呪」成立背景と首楞厳思想」 有田秀穂「坐禅をセロトニン神経から読み解く」 …

京都のアゼルバイジャン料理屋

今日、某ミーティングをした守岡さんに言い忘れたことが。すでにご存知かもしれませんが、カスピアンキッチンは移転?してSHANDIZ(河原町三条上ル一筋目東入ル)という店になったそうです。また行きましょう。

可能性の種子たち

可能性の種子たち―魂魄(こころ)を育てる作者: 作山吉永出版社/メーカー: 日本武道館発売日: 2004/03メディア: 単行本 クリック: 8回この商品を含むブログ (1件) を見る少林寺拳法の先生の自伝である。他武道、例えば空手の場合、この手の自伝はたくさんある…

かむろば村へ

かむろば村へ 1 (ビッグコミックススペシャル)作者: いがらしみきお出版社/メーカー: 小学館発売日: 2007/12メディア: コミック購入: 4人 クリック: 33回この商品を含むブログ (39件) を見る かむろば村へ 2 (ビッグコミックススペシャル)作者: いがらしみき…

佐久間秀範先生の五姓各別論文

佐久間秀範先生より、以下のご論文の抜刷をご恵贈頂きました。ありがとうございます。 佐久間秀範「瑜伽行派の実践理論が教義理論に変わる時」(『哲学・思想論集』31、2006年3月) 佐久間秀範「『瑜伽師地論』に見られる成仏の可能性のない衆生」(『哲学・…

虐殺器官

虐殺器官 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)作者: 伊藤計劃出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2007/06メディア: 単行本購入: 26人 クリック: 759回この商品を含むブログ (339件) を見る“虐殺機関”ではなく“虐殺器官”。チョムスキー派の言語理論、ネットワ…

新常用漢字のイベント?

私のブログを読んでくださっているみなさんに質問。(やまももさんがコメントしてくださってますが)新常用漢字について議論するようなイベント(シンポジウムとか)を、緊急企画!ということで夏休み前にでも(たとえばJAET主催で)やったりしたら、楽しい…

當麻寺の練供養

ずっと見に行きたいと思っていた當麻寺の練供養を、ようやく見ることができた。観仏(菩薩も可)体験者募集中で紹介した授業を受けている大学院生といっしょ。沈みつつある太陽を背に、本堂から二十五菩薩が出てきたときは、鳥肌がたった。折口信夫『死者の…

ゲホゲホ

土日は声が潰れたまんまだった。今日、朝起きて声が出なかったらどうしようと思っていたが、何とか授業ができる程度には声が出た。でもしばらくしゃべるとゲホゲホする。ゲホゲホ。結局行けなかった日本記号学会 第28回大会「遍在するフィクショナリティ」で…

声が出ない…

昨日、ゲロ&風邪で調子が悪いうえに3コマしゃべって、組合の団交で吠えたら、完全にのどがつぶれますた(涙)。

これからのイベント

今月はおもしろうそうなイベントがたくさんあるなー。行けるか行けないかはともかく、列挙してみる: 5月10〜11日 日本記号学会 第28回大会「遍在するフィクショナリティ」 プログラムを見てすげーツボって思ったら、河田学さんが企画代表らしい。納得。日本…

古典キャラクター論の可能性

『アジア遊学』No. 108の特集は「古典キャラクター論の可能性」だったりする。アジア遊学 NO.108出版社/メーカー: 勉誠出版発売日: 2008/04メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見るここに収録されているいくつかの論文で『テヅカ・イズ・デッド …

職人の技

『てれびくん』最新号である。てれびくん 2008年 06月号 [雑誌]出版社/メーカー: 小学館発売日: 2008/04/28メディア: 雑誌この商品を含むブログ (1件) を見る今号は、ネーミングのセンス(ドッガとガルルとバッシャーとキバがいっしょになったのでドガバキフ…

パラレルなマンガ

以前ニコニコ動画のコメントはふりがな文化?というエントリを書いたら、いくつかトラックバックをいただくことができた。人文情報学シンポジウム(4): やまもも書斎記では、ふりがな文化の淵源(あるいは関連する文化)としての訓点、絵巻、書芸術などが…