ユリイカ 2008年6月号

『ユリイカ』2008年6月号に、拙論「一般キャラクター論のために 『テヅカ・イズ・デッド』 再考」が載りますた。

ユリイカ2008年6月号 特集=マンガ批評の新展開

ユリイカ2008年6月号 特集=マンガ批評の新展開

内容的には、「キャラクター・身体・コミュニティ〜第2回人文情報学シンポジウム」での発表原稿(暴流の中で: 一般キャラクター論から見たキャラ/キャラクター論参照)を改稿したもの。シンポジウムでいろいろご意見をいただいた、伊藤剛さんをはじめとする参加者の皆さんに感謝(河田学さんのコメントには答えを出せてません。がんばります)。『テヅカ・イズ・デッド』へのリスペクトだけで発表した/書いたものなので、マンガ特集のなのにマンガを引用してない。ひとりだけすげー浮いてる気がする (^_^;;

ともかく、手に取って頂ければ幸いです。

紙幅の関係で『テヅカ・イズ・デッド』のキャラ/キャラクター論でもうひとつ重要だと思う「マンガのおばけ」については論ずることができなかった。私見では、「マンガのおばけ」はキャラクターが複数のコンテクストに多重所属することについての議論であり、(一般キャラクター論的にも)重要な論点だと思う。これについては、他日を期したい。