情報

「よくあるメール」補足

「よくあるメール」と題したid:moroshigeki:20070513:1178991639は、「近頃の若いもんは」的な内容なのである程度受けるだろうという確信はあったが、こんなに反響があるとは思わなかった。セッション数がいつもの40倍ぐらいに跳ね上がっている(グラフ参照…

よくあるメール

最近、学生とのやり取りでメールを使うことが多いのだが、学生から来るメールはこういうのが多い。 From: hogehoge@docomo.ne.jp To: s-moroNO@SPAMhanazono.ac.jp Subject: (no title) 明日休みます。 お前誰やねん。この時点で無視しても全く問題ないと思…

パプアニューギニア人の主人の事で相談があります。。

前のオオアリクイ*1がけっこううまくいって(ついついクリックしちゃう人がいて)、味をしめたんだろうか。 Subject: パプアニューギニア人の主人の事で相談があります。。 突然のメールごめんなさい。 浩子といいます。33歳既婚、主人の仕事の手伝いをして…

「モデル」とか「方法」とかについて教える

授業が始まって1〜2週、オリエンテーションも終わり、実質的に最初の講義がスタートした。ひさしぶりにガーガーしゃべるので喉が痛い。しゃべる時に踏ん張ってるらしく、足も疲れる。だいたいの授業で最初に話すのが「モデル」の話、あるいは「方法」と「対…

『日本史の脱領域』重版

私もちょこっと書かせてもらっている方法論懇話会編『日本史の脱領域』*1が重版だそうです(第3刷)。自分が売り上げにほとんど貢献していない*2としても、こういう報せは単純にうれしいものです。 *1:[asin:491608733X:detail] *2:教科書として毎年一定ずつ…

やっぱりe-Learningは使えない

PC World - Software Doesn't Help Student Test Scores スラッシュドット ジャパン | 教育にソフトの効果無し まあ、ある意味、予想された結果なのである。以前、もろ式: 読書日記: イノベーション?にもちょこっと書いたことがあるが、私はeラーニングに否…

人文情報学シンポジウム ―キャラクター・データベース・共同行為― 2日目

人文情報学シンポジウム 発表者の関係もあり、フィクション班の方々が参加して下さる。一般キャラクター論、ないしそれの基盤となってきたCHISEプロジェクトで出版する(世に打って出る)確信みたいなものができた、画期的なイベントであった。 河田 学「人…

人文情報学シンポジウム ―キャラクター・データベース・共同行為― 1日目

守岡さんと昔から構想(というか妄想)していた「ディープな人文情報学」についてのシンポジウムである(人文情報学シンポジウム ―キャラクター・データベース・共同行為―)。すばらしいメンバーを集め、会をオーガナイズして下さった守岡さんに感謝感謝であ…

Google Earthで御土居堀と聚楽第

Google Earthのポリゴン機能で秀吉が造ったという御土居堀と聚楽第を表現できないかやってみた。結論から言えば、Google Earthの表現力では、ちゃんとしたのはなかなか難しいということ。茶色い線が御土居、まんなかよりちょっと上の黄色いのが聚楽第のつも…

Google Sketchupで大学をモデリングしてみる

ふと思うところがあって、Google Sketchupで花大のキャンパスを作り始める。細かく作っても仕方がないので、庶務管理課で建物の立面図をコピーさせてもらい、いい加減にモデリング。未完成だが、外部の人がわからない程度にはできた(と思う)ので、真人館を…

Winnyシンポに脅迫状

物騒なメールが届いた。金子勇氏も参加する情報処理技術と刑事事件に関する共同シンポジウム「IT技術と刑事事件を考える−Winny事件判決を契機として−」 に、カッターナイフの刃を同封した講演者を殺害するという趣旨の脅迫状が届いたそうだ。シンポジウム自…

情報歴史学の教育に挑む

情報歴史学研究室: 情報歴史学の教育に挑むにも書いたが、国立歴史民俗博物館が発行している『歴博』No. 140の特集「コンピュータ歴史学の歴史」に、「情報歴史学の教育に挑む」という題で花大でやってることを書かせてもらった。情報歴史学コースが注目され…

未来の漢字コードとフリーな日本語フォントの食話会@関東

翌日の移動のためだけに下山するのは癪なので、新宿・あまるこるどで開催されるKanji Database Projectな方々との食話会に参加。ひとしきりの雑談の後、 小形さんの「UCSにおける甲骨文字符号化の意義と問題」みたいなプレゼン。これは勉強になった。 狩野さ…

SIGCH全国制覇記念シンポジウム「今日から始まるじんもんこん」

情報処理学会・人文科学とコンピュータ研究会が、1989年のスタート以来、47都道府県すべてで研究会を開催するという野望を達成したので、葉山の総研大で記念シンポジウムが開かれた。 じんもんこんの過去、現在、未来 特定領域研究申請に向かって 特別講演 …

スティグレールおもしろそう

ベルナール・スティグレールという哲学者に関する修士論文を書いている院生さんが、痕跡とプログラムという概念で生命、道具、記憶、言語などの問題を論じている。まだちゃんと読んでないが、とりあえず一連のエントリへのポインタを箇条書きしておこう。 痕…

大学向けSNS「manaba」

id:arg:20070105:1167952960経由で知る(感謝)。ASAHIネットが開発している、大学・短期大学などの大型教育機関向けSNS(のプラットフォーム?)のようだ。 manaba (http://www.manaba.jp) 開発者ブログ「manabaはこんなことを考えています。」(http://mana…

漢字文献情報処理研究会第九回大会

漢字文献情報処理研究会第九回大会「Unicode 5.0とCJK Extension CD」という題で発表しました。 日時:2006年12月16日(土)*1 13:30〜18:00 会場:ピアザ淡海(滋賀県大津市)・305会議室 JAET会員入場無料(非会員は参加費500円)・参加自由 プログラム 13…

(仮称)人文情報学食話会第4回例会(+CHISE宴会)

じんもんこんの後、ぱーどれ*1とともに堺町蛸薬師の豆菜へ。(仮称)人文情報学食話会*2の例会である。今回は7人(文学理論×2、編集文献学×1、情報学×2、東洋哲学×2)ということでなかなか賑やかであった。豆菜を出た(追い出された)後は、なぜか旧毎日新聞…

じんもんこん:-)2006 2日目

セッション4A「テキスト処理」で座長をする。明星聖子さん、内木哲也さんの「文学デジタルアーカイビングをめぐる理論的考察―作品とは何か、作者とは何か―」を楽しみにしていたが、期待に違わぬ刺激的なものであった(と言うと言い過ぎか)。概要はこんな感…

じんもんこん:-)2006 1日目

じんもんこん:-)2006授業や会議があったので、じんもんこんには参加せず。ゼミのY君が行ったらしいが、何かつかんでくれただろうか。

素性・霊・種姓

相変わらず渡世の雑事に追われて研究が遅々として進まないが、一般文字=キャラクタ論*1について。最近読んだ津城寛文『折口信夫の鎮魂論』*2に関連しそうなことがあったのでメモしておく。一般文字=キャラクタ論においては、キャラクタは素性(そせい; fea…

ブログペット、携帯電話、GPS

昨日、格闘技やら仏教文学の話をするマイミクの某さん(何て呼べばいいかなぁ)と久しぶりにオフライン(っつーか大学)で顔をあわせた。そのとき彼女から、携帯電話のGPS機能に連動したブログペットみたいなものについて教えてもらう。BitPetsのことだろう…

mixiで出席、中間報告

id:moroshigeki:20061124:1164376698で書いたmixiのメッセージで出席をとってみる件だが、今のところ6人(全体で30人ぐらい)からしかメッセージが来ていない (^_^;; この授業では毎回出席をとっているわけではないので、一回の出席点は相対的に重いと思うの…

mixiで出席をとってみる

大谷大学で「人文学とコンピュータ」という授業の非常勤講師をしているが、今日のネタは「コンピュータで人間関係を記述する」というものであった。ふだんはたまにしか出席を取ってないのだが、試しに「mixi内の私にメッセージを送れ。それを出席代わりとす…

研究者向けSNS

某共同研究のために調査中: INTER(「INTER」は理工系大学7,000研究室を情報起点とする初めてのWeb2.0/SNSです」との由*1) UCEE研究者データベース(「求人情報・論文情報を統合したアカデミックSNS」だそうで*2) 神経科学者SNS*3 FaceRen(「各国の大学…

合宿・2日目

養老天命反転地〜テキストの外部はテキストだった〜 合宿の場所を養老温泉にしたのは、ここに行きたかったためである*1。 作った人たちのコンセプトに対する印象はUnder the Hazymoon - は、反転なんかしてないんだからねっ!に書かれていることと重なる部分…

合宿・初日

仏教史学会の大会は、家族の病気等で断念。守岡さんを黒谷で乗せて、養老町へ。今回は、ディープな人文情報学(仮称)系の科研費を申請するための打ち合わせなどが目的。関連する記事を列挙しておく: Under the Hazymoon: インターフェース人文学 人文情報…

『漢字文献情報処理研究』第7号

『漢字文献情報処理研究』第7号が、出ました*1。今回はPDF入稿なので、図版がきれいです。関係者の皆さんに感謝。 漢字文献情報処理研究 第7号 特集:極める!デジタルテキスト作者: 漢字文献情報処理研究出版社/メーカー: 好文出版発売日: 2006/10メディア: …

編集可能性とトポロジ

もろ式: 読書日記 - 一般文字(=character?)論のとりあえずの定義で述べた「編集可能性」という概念は、それほど筋は悪くなかったようである*1。今まで「表層」という言葉で言おうとしてきたことも、編集可能性でより明確にできるかもしれない。ところで…

(仮称)人文情報学食話会第3回例会@ピカポロンツァ

食事で人を釣って雑談をする、という自称「懇親会だけの研究会」、(仮称)人文情報学食話会が、我が家のすぐそばのスロヴェニア料理店ピカポロンツァで開催された(第1回目は先斗町、第2回目はアゼルバイジャン料理)。スロヴェニア料理、初めて食べたがか…