今日、前期卒業式があった。うちのゼミ生も一人、前期卒業の者がいたので出席した。人数が少ないということで一人一人に(これはいいね)学位記の授与がされたあと、学長老師の祝辞があった。
学長は「富士山を歩かせるにはどうすればいいか?」という禅の公案を引いた後、「富士山を動かすにはどうすればいいか?」という同じような問題を入社試験を出しているという“ある企業”の例を出していた。ん?これはマイクロソフトの話ではないか。
- 作者: ウィリアムパウンドストーン,松浦俊輔
- 出版社/メーカー: 青土社
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学長は、この話を引きながら、解のないことが当たり前な社会に踏み出す卒業生を激励していた。誰も立てたことがない問いを立て、それを解決しようとすることこそ、大学で学生が学ぶべきことであり、社会に出てからもっとも必要にされることだと、私は思っている。卒業生諸君に幸多かれ。