卒業式

学長老師の大般若転読今年の卒業式は、学長老師による祈祷会で幕を開けた。卒業生ひとりひとりにお守りを配って、それに魂?を吹き込む祈祷である。香が焚かれ、『般若心経』の読経の中、『大般若経』の転読とともに、学長老師が気合いもろとも九字(臨兵闘者皆陣列在前ね)を切る(臨済宗ってやっぱ密教だよな (^_^;;)。賛否両論あるんでしょうが (^_^;; 個人的にはよいイベントだったと思う。他の大学にはなかなかないでしょうな。

その後、もろもろあって、ゼミの皆に学位記を渡す。ゼミのことは情報歴史学研究室: 2007年度学位記授与式に書いた。

その後、知ってる学生を探しては「おめでとう」と言って回る。皆、いい顔をしてる。中でもうれしかったのは、私の授業をとっていた大学院生二人から、学位論文をもらえたこと。

任さんは山部能宜さんの博士論文*1をいっしょに読んで勉強した仲。本山さんは学部一回生のときから知っている学生で、哲学の議論によくついてきてくれた。二人とも大学を離れるとのことでちょっと寂しいけど、またどこかで会えるでしょう。

*1:Nobuyoshi Yamabe. The Sutra on the Ocean-Like Samadhi of the Visualization of the Buddha: The Interfusion of the Chinese and Indian Cultures in Central Asia as Reflected in a Fifth Century Apocryphal Sutra. Ph.D. thesis, Yale University, 1999.