マンガ版『仮面ライダー』

石ノ森章太郎の所謂「原作版」(厳密には「原作」ではないようだが*1)を読んだ。だいぶ前にマンガ喫茶かどこかで読んだことがあるはずだが、内容についてはすっかり記憶がない。



マンガとしては、今の作品と比べてテンポが速いため、あっさりしすぎている感が強い。設定的には、国民総背番号制度やメディアによる大衆支配みたいなのが出てきており、けっこう現代的である(「超音波」がかなり強力なイメージでとらえられているのは時代を感じる)。ただ、そういう支配を考えられる組織だったら、禍々しい改造人間って別にいらないよな、とも思ったりする(もしかすると、全体主義的な考え方と、改造人間って通底するのかな、とも思うが。ショッカーに精神を支配される、というのも、中枢を持つ人類補完計画と言い換えることができるかもしれないし)。

*1:[http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%AE%E9%9D%A2%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%80%E3%83%BC_(%E6%BC%AB%E7%94%BB):title]