若冲 〜日本初?のドット絵師〜
この日は栃木への移動日だが、氏家駅での待ち合わせ時間まで結構あったので、久しぶりに上野を散策する。まずは東京国立博物館の『プライスコレクション 「若冲と江戸絵画」展』*1。平日の朝なのに、けっこうな数のお客さん。
時間がないのでじっくり観られなかったが、やはり本物は迫力が違う(「遊興風俗図屏風」みたいなのは資料にしか見えないのが悲しいが (^_^;;)。若冲の晩年のデザイン的な作品は非常によい。「鳥獣花木図屏風」はドット絵だろ、まじで。「達磨遊女異装図」は一発ギャグ的な小品だが、気に入った。
展示の工夫としては、作品に当てる照明の角度や明るさを少しずつ変化させることで、一日の変化や季節の変化に応じて絵の質感が変わるのを見せる、というのをやっていた。これはなかなか興味深い試みだと思う。金箔・銀箔の場合と、紙の場合とでは、光の変化に対する反応が(当然のことながら)異なることがわかる。金箔・銀箔って悪趣味だなぁと思うところもあったけど(金ピカ先生のイメージ)、この展示をみて認識を新たにする。
南極展
次に、国立科学博物館の『日本南極観測50周年記念 ふしぎ大陸南極展』2006*2に行く。本当は常設展の方を見たかっただけなのだが、せっかくだから特別展も見ていくか、みたいな感じでよってみたのだが、特別展の方は正直がっかりする。基本的に各セクションでビデオ映像を見せておしまい、みたいな展示で、モノを見せようという気合いがあまり感じられない。朝日新聞が宣伝しているためか、人はいっぱいきていたが。
一方、全然人がいない常設展はいろんな工夫がされていて、すばらしい。後で歴博の某先生にこの話をしたら、「あそこは、自分とこでやるのと、丸投げするのと、極端だから」とのこと。南極展は丸投げだったのか、納得。
キュアメイドカフェ
その後、昼飯がてら、世に聞くメイド喫茶というものに行ってみようと思い立ち、秋葉原へ。秋葉原の駅前は、かつての面影がほとんどなくなっていた。ここ5年ほどの変化は恐ろしく激しい。道にぽつぽつとメイドさんがビラを配っていたりする。
メイド喫茶を探しては見たものの、思いつきでアテもなくぶらぶらするだけなので、なかなか見つからない。道でチラシを配っているメイドさんは、新興の?メイドフットセラピーとかの方々らしく、飯が食えそうにない。いろいろ歩き回った挙句、ようやくCURE MAID CAFE*3という店を発見。
入ってみると、ウェイトレスがメイドな格好をしているだけの、アニヲタ度が高めの普通の喫茶店だった。「おかえりなさいませ、ご主人様」みたいなことは、言われなかった*4。腹が減っていたので、チャンピオンカレーなるものを食う。