MIHO MUSEUMで開催中の特別展「長沢芦雪 奇は新なり」を観てきた。なかなか楽しいものであった。
- 作者: 狩野博幸
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2011/03/28
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長沢芦雪についてはまったく勉強不足なのであるが、「奇」というキーワードからもわかるように、ちょっと前にブレイクした伊藤若冲などと同じ系列の人と位置づけられており、最近人気があるようである。
- 作者: 辻惟雄
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2004/09/09
- メディア: 文庫
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同時代の優品と比べて、彼らの絵がどれほど「奇想」なのかは、判断できない。ただ、若冲に対しても同じ感想を持ったのだが、彼らの作品は「うまい」とは思うけど「凄み」みたいなものをあまり感じない。巨大な襖絵であっても、その枠以上の広がりを感じないというか、いまいち迫力がないというか。
ちなみに、MIHO MUSEUMに行くのも今回が初めてだったので、常設展も楽しみであった。神慈秀明会というと、バブルの頃の新宗教ブームの時に、大学のキャンパスにいっぱい手かざしの人がいたなぁ(真光系が多かったかも)とか、興味を持っていろいろ本を漁ったなぁとか、青春の1コマに思いを馳せたりもした。