夏目房之介先生よりご恵贈いただきました。ありがとうございます。
- 作者: 夏目房之介,竹内オサム
- 出版社/メーカー: ミネルヴァ書房
- 発売日: 2009/04
- メディア: 単行本
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企業の明日を変えるエグゼクティブとCIOのためのコミュニティー - ITmedia エグゼクティブで夏目先生がおっしゃっているように、マンガ学の現在を、その限界とともに俯瞰するのに最適な本なのだろうと思う。ざっと読んだだけだが、全然知らない作家とか作品とかがあって、己の不勉強を恥じた次第である(現時点では北沢楽天という作家がひとつの“はじまり”と見なされているのも知らなかった)。「限界」の方で感じたことと言えば、マンガ学研究者が参照すべき周辺領域(歴史系で言うと書誌学、文献学、美術史、メディア論など、表現論で言うと文学理論、記号論、認知科学、フィルム・スタディーズなど)へのポインタがまったくと言っていいほどないのが気になった。これは、紙幅の問題もあるだろうが、やはりマンガ学の研究者がそれらの方法論にあまり目配せをしていないからではないか、とも勘ぐってしまう。
ちなみに昨日の「修行と身体ワークショップ第1回: 身体を練る 〜馬貴派八卦掌と易筋経体験〜」では、夏目先生のブログや公開講演から流れてきた方も多く、私も先生のそばで先生の動きをお手本にしながら練習(体験)することができ、いろいろアドバイスもいただきました。こちらもありがとうございました。