藤原敦さんよりご恵贈いただきました。ありがとうございます。
- 出版社/メーカー: 大法輪閣
- 発売日: 2008/10/08
- メディア: 雑誌
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届いたとき、何で『大法輪』?と思ったが、付箋が貼られたページを見て納得。夏目先生のエッセイが載っていた:
- 夏目房之介「「仏教マンガ」の面白さ」 (pp. 134-139)
夏目先生は今年の夏の公開講座で「仏教マンガ」をネタにお話をされたとのことであるが*1、それの前か後かはわからないが、とにかくある「けっこうマンガ好き」の編集者 (^_^;; が夏目先生に依頼をしたらしい。
この記事で印象に残ったのは、『ぶっせん』などの仏教マンガが持つ魅力を次のように述べた箇所:
ここには、二ノ宮知子『のだめカンタービレ』が高尚芸術たるクラシックをマンガで描き、CD売上を伸ばしたのと同じ、マンガの貪欲で野放図な相対化の力、大衆娯楽の「面白さ」があるといえる。
「野放図な相対化の力」って、なんだかわからないけど説得力がある言葉だと思う。ただ、『のだめ』も『ぶっせん』も、仏教やクラシック音楽が持つ伝統あるいは(最低限の)形式までは相対化していないと思う。むしろ軸となる部分をキープした上で、そこからどこまで飛躍できるか、というところで勝負しているような気がする。
あと「紙幅の関係もあって割愛」されてしまった、次のマンガがかえって気になる。今度読んでみよう。
- 作者: バロン吉元,山折哲雄
- 出版社/メーカー: ホーム社
- 発売日: 2005/04/15
- メディア: 文庫
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- 作者: 坂口尚
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1998/10/08
- メディア: 文庫
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あと、ジョージ秋山の仏教的作品(どれかわからなかったけど)。