石井公成先生より、以下の2論文をご恵贈頂きました。ありがとうございます。
- 「〈公開講演〉聖徳太子論争はなぜ熱くなるのか」(『駒沢大学大学院仏教学研究会年報』第40号、2007年5月)
- 「伝聖徳太子『憲法十七条』の「和」の源流」(『天台学研究』第10輯〔韓国ソウル・円覚仏教思想研究院〕、2007年12月)
最近届いた『仏教史学研究』の最新号でも、第57回大会のシンポジウム「聖徳太子の歴史像―東アジア文化交流史のなかで―」で、石井さんの基調報告と討論の記録が載ってます。
大山誠一さんの『「聖徳太子」の誕生』*1以来、妙に熱い「聖徳太子」論ですが、実証主義対実証主義みたいな論争が多くて、史料の虚構性の問題とかの方法論的な議論が少ないような気がするなあと傍目(あくまで傍目 (^_^;;)には思っていたんですが、石井さんの「聖徳太子論争はなぜ熱くなるのか」は講演とはいえメタヒストリー的な内容なので興味深かったです。
そう言えば、副査で読む卒論に、聖徳太子モノがあったな(もうひとつは行基)。だんだん呪いが来てる気がする。「それは想像するだに恐ろしいことである。ここまできて、私の筆も恐ろしさにふるえる」(by タケちゃん*2)……
(((;゜Д゜)))ガクガクブルブル