人文情報学シンポジウム ―キャラクター・データベース・共同行為― 報告書

ぼちぼち皆さんのお手元に届いている頃かと思いますが、届いてないけど欲しいという方はご連絡下さい。編者の守岡さんにはいろいろご迷惑をおかけしました (^_^;;

基本的にシンポジウムの報告書であるが、序文と総括が追加されている。目次はこんな感じ:

  • 守岡知彦「序文:『ディープな人文情報学』としての一般キャラクター論への誘い」
  • 師茂樹「制御文字考 ―書記における制御的なものについて―」
  • 上地宏一「多漢字グリフデータ共同管理環境の構築」
  • 江渡浩一郎「Wikiの本質とは何か」
  • 河田学「人文学に《信念》は必要か?──フィクション論からの視点」
  • 坂内千里「『説文解字繋傳』データベース化の試み」
  • 守岡知彦「キャラクターを考える」
  • 石田美紀「キャラクターが生まれるとき──高畠華宵の〈華宵顔〉」
  • 師茂樹「総括」

最後の総括に、

それぞれに発表された内容については本報告書所収の各論考を参照していただくとして、本報告の題目を一見して、そこに統一のテーマを見出すのは困難ではないかと思う。しかしながらこのシンポジウムの終了時においては、それぞれの発表内容に底流していた問題意識がものの見事に共鳴しあっていたことに参加者一同驚きを隠せなかった、ということを、まず記しておかなければなるまい。

と書いた通りなのであるが、その「底流していた問題意識」が何なのかを説明しなければと序文と総括を慌ててくっつけたものの、まだまだミッシングリンクは多い。がんばらねば。

次回は3月22日を第一候補として日程等を調整してるので、皆様ぜひご参加を。