出張最終日は夕方のフライトまで時間があったので、アイヌ関係の勉強でもしようと急に思いつく。と言っても、二風谷アイヌ文化博物館やアイヌ民族博物館や北方民族博物館などの専門的な博物館は皆札幌から遠いので、とりあえず近場のそれらしい施設を探す。
一つ目に行ったのは、札幌駅から歩いて10分ぐらいの北海道立アイヌ総合センター。小さな展示室一室のみ。へーと思ったのは、
クマ彫りの置物は、20世紀初頭に八雲の徳川農場の農民芸術運動から起こったものが、アイヌ民族に伝わったものです。
というパネルの説明*1。農民芸術運動と言えば、「畢竟ここには宮沢賢治一九二六年のその考があるのみである」で終わる『農民芸術概論綱要』*2を思い出さないわけにはいかない*3。アイヌと変なところでつながってるのねぇ。