2022年9月12〜19日のアメリカ出張に関するメモ。
9月12日
- 京都→伊丹空港→羽田空港→成田空港(NRT)→ニューアーク空港(ERW)
- CDCに対する宣誓書が必要だと聞いていたが、どこにも提出しなかった。
- アメリカの入国審査で何を聞かれるかドキドキしていたが(二組前が別室に連れて行かれていた)、たいしたことも聞かれずによかった。
- 夕食はAmsterdam Ale House。25th Anniversary Aleという生ビールを飲んだ(12ドル)。
9月13日
- 10時20分、メトロポリタン美術館のグレートホールに集合。古筆手鑑『藻鏡』の東寺切を調査させていただく。
- その後、メトロポリタン美術館の展示を見る。広すぎる。仏教関係と、中世ヨーロッパ美術を中心に見た。またぜひ訪れたい。
- タイムズスクエアをちらっと見て、夕食はNYY Steak。
9月14日
- Penn Station→Princeton Junction
- 宿のPalmer Houseは、プリンストン大学の施設なので、eduroamが通っている。
- キャンパス見学など。
9月15日
- 今回のメインイベントのco-organizerであるBryan Lowe先生が担当するZen Buddhismの授業に出させてもらう(教室は、アインシュタインも講義していたところらしい)。『六祖壇経』における祖統説の重要性について。
- 16時25分、Firestone Libraryに集合。貴重書を見せていただく(rare book showing)。
- Agricolaにて、スピーカーとの夕食。
9月16日
- Keynote AddressはMichael Como氏による日本古代宗教史における「物質論的転回(material turn)」について。
- 午前中は、科研費プロジェクト「越境する教義問答-東アジア仏教における国際的な相互交流-」のパネル。大谷由香氏(研究代表者)、河上麻由子氏(今回のもうひとりのco-organizer)、師茂樹、村上明也氏が報告。ジャクリーン・ストーン先生がコメントをしてくださった。
The Buddhist Studies power at this table.... 💯💯💯 pic.twitter.com/61R7ZHWVE9
— Tom Newhall (@tomnewhall) 2022年9月16日
- 午後は、Precepts between China and Japanと題するパネル。Abigail MacBain、Bryan Lowe、Xingyi Wang、Paul Gronerの各氏が発表。Lori Meeks氏によるコメント。
- レセプションはProspect Houseにて。院生さんたちと交流。
9月17日
- ジャクリーン・ストーン先生、ポール・グローナー先生、大谷由香氏と遠足(研究交流)。リラックスした雰囲気の中、アメリカにおける日本中世仏教研究の現状などについて、貴重な情報交換の機会が得られた。
たぶん何言ってるかわかってもらえないと思うけど、昨日、ジャクリーン・ストーン先生が運転する車で、ポール・グローナー先生と師茂樹先生と4人でドライブして、グラウンズ・フォー・スカルプチャーに行った後、独立戦争時のマンモスの戦いの地でお茶したりしたんだ…。 pic.twitter.com/WOlWEJEpcE
— 大谷由香 (@yukao1218) 2022年9月18日
9月18〜19日
- プリンストン→ニューアーク空港(ERW)→成田空港(NRT)
- 日本入国は、MySOSとVisit Japan Webサービスでさくっと通過。
- 台風14号のため、予約していた成田空港→羽田空港の飛行機が欠航となる。新幹線も名古屋止まりとなり、19日中に京都に帰れないかもしれなくなる。今回手配をお願いしたプロフェッサーズ・トラベルさんが当日最終便に振り替えてくれたので、なんとか関西に戻ることができた。その後もJR嵯峨野線が止まっていたりするなか、何とか帰宅。
全体的な感想
- 久しぶりの対面の学会、久しぶりの海外出張であったが、やはりオンラインにはない対面の重要性を実感。
- アメリカのインフレ+円安のダブルパンチで、金銭的にはかなり苦しい出張になった。