石岡克俊氏よりご恵贈いただきました。ありがとうございます。
- 石岡克俊「「校訂」の著作権法における位置」(『慶應義塾女子高等学校 研究紀要』第26号、2009年3月)
漢字文献情報処理研究会でここ数年連続で開催している「東洋学情報化と法律問題」のシリーズ(今年もやります)で、石岡さんには毎度知的興奮に満ちたご講義を頂いている。これまで活字化された分についてリストアップしておこう。
- 石岡克俊「東洋学情報化と法律問題―第1回 所有権の行使と無体財産の法的保護 判例の分析と解説」漢字文献情報処理研究 4、2003年
- 石岡克俊「東洋学情報化と法律問題―第2回 収蔵作品へのアクセスと法」漢字文献情報処理研究 5、2004年
- 石岡克俊「東洋学情報化と法律問題―第3回 「校訂」の著作権法上の位置 校訂権とその周辺(その一)」漢字文献情報処理研究 第6号、2005年
- 石岡克俊「東洋学情報化と法律問題―第4回 音楽/楽譜の校訂と著作権法(前編) 校訂権とその周辺(その二)」『漢字文献情報処理研究』第7号、2006年
- 石岡克俊「東洋学情報化と法律問題―第5回 音楽/楽譜の校訂と著作権法(中編) 校訂権とその周辺(その三)」『漢字文献情報処理研究』第8号、2007年
この論文は、日本の著作権法では規定がないが、古典学を中心とする人文諸学においては非常に重要な“校訂”という行為について、理論的に考察された論文である(上のリストで言えば第3〜5回と重なるところが多い)。私も一応、文献学をかじっている人間なので、非常に興味深い。その筋の人、必読…だけど、なかなか手に入らないだろうなぁ (^_^;;