「泣いてはる」弥勒さんと吉祥天の「たまねぎ」
昨日、とても暖かかったので、我が家の定番のお散歩コースである太秦広隆寺に、ちび2号と二人ででかけた(ちび1号はママと美容院)。勝手知ったる境内で全力ダッシュを繰り返すちび。久しぶりに弥勒さんでも拝みに行くべと有料ゾーンへ。
ちょっと暗めの霊宝殿、こちらも勝手を知ったちびは、さくさくと中へ入って行く。霊宝殿の最上座には有名な弥勒菩薩半跏思惟像、その両脇にも弥勒菩薩半跏思惟像と塑像の弥勒仏があるが、その前の参拝用の畳にお座りし、おててをあわせてお参り。週1で通っている幼稚園でもお祈りがあるし、神社仏閣に行きまくってはお参りしまくっているので、うちのちびたちはお参りが得意である。良いことである。
さて、そのまま座って弥勒さんたちを眺めていると、ちび2号が大きな声でこんなことを言い出す。「あの人、なんで泣いてはるの?」…ちび言う「あの人」とは、塑像の弥勒仏であった。別に泣いているようには見えないが、ちびにはそう見えるのだろうか。いろいろ聞いてみると、中央の半跏思惟像については恥ずかしそうに「わからへん」、その脇の半跏思惟像については「ねんねしてはる」とのこと。うーん、脇の半跏思惟像—通称「泣き弥勒」—を「泣いてはる」と言ってたら、美術史家的センスがあったかもしれないが (^_^;;
さて、そろそろ帰るかと、霊宝殿の中をぐるっと回っていると、ちびがまた大きな声で「たまねぎ持ってはるー!」と言う。何かと思ったら吉祥天像の摩尼宝珠である。ありがちな連想であるが、ちびはさらにエスカレートして行く。霊宝殿を出てすぐ、階段の手すりにある擬宝珠を見つけて、「うんこやー、パパ、うんこやでー」 (^_^;; 霊宝殿の中でなくてよかった (^_^;;
「パパ、トイレ行くー」 ちび2号はおむつなので、トイレに行く用事はない。私が用を足すのを至近距離で見て、満足したようだ。美容院を終えて、こちらも大満足のちび1号と合流し、境内ダッシュをまた何本かした後、家路につく。