突然の帰郷

実家から父の入院という知らせが届き、急遽、会津若松へ行くことになった。楽しみにしていた情報歴史学研究室: 情報処理学会 第70回人文科学とコンピュータ研究会発表会はキャンセルである(涙)。 Sa270161朝9時半に出発。新幹線を乗り継いでも片道6時間かかる(新選組斎藤一の気分)。郡山から会津若松までは鈍行で1時間以上揺られることになる。いつもは降りる猪苗代駅をスルー。もう田植えが終っているところもあった。会津若松の駅で母と合流、病院へ向かう。病院でお医者さんの説明を聞き、母といろいろ相談をする。お土産を買った後、母と別れる。母は、道中で食べるようにと、とれたてのキュウリの浅漬けと、タケノコのゆでたやつをくれた。 Sa270162これから京都へとんぼ返りである。しかし、病院から駅への道すがら、鶴ヶ城とか博物館とかが目に入り、後ろ髪を引かれる思い。今度は落ち着いて、会津の古い寺院や博物館などを巡ってみたいなぁ、などと思う。 新幹線の予約の都合で、郡山で1時間ぐらい空き時間があったので、ぶらぶらしてみる。高校時代を過ごした街なのだが、まったく面影がない。毎日のように通っていた駅前の東北書店はシャッターがしまっていて残念。その周辺に呼び込みのお兄さんたちが大量にいて、ちょっとびっくり。 Sa270163東京から京都までは、最終の新幹線に間に合わないので、初挑戦の寝台急行銀河である。寝台車は、1992年の夏、広州から上海まで36時間かけて寝台車で移動した時以来である。 ホームにはいかにも鉄分が多い人がカメラを構えて待っている。あとはビジネスマン、そして家族連れ。1歳ぐらいのちびこもいたが、23時発というのはちょっとかわいそうな気も。車内には食堂車も自動販売機もないとのことなので(要するに、移動するカプセルホテル (^_^;;)、売店でいろいろ買っておく。東海道線の通勤快速で帰る人たちが、珍しいものを見る目でこちらを見ている (^_^;; Sa270165予約していたのはA寝台の上階だったのだが、すぐに下の階にすれば良かったと後悔する。普通の列車で言えば、下の階はボックス席、上の階は網棚だ (^_^;; とは言え、ベッドは清潔で弾力もあり、横になると快適である。ずっと脚が伸ばせない新幹線よりいいかも、などと思ったりする。 電車の揺れと音でなかなか寝付けなかったので、セブンソードを見たりしながら夜を過ごす。窓から外を見ていると、日本の街は意外に明るい(駅なんかかなり明るい)ことがわかる。 朝、目覚めると頭がふらふらする。睡眠中の車酔いらしい (^_^;; その日一日は、車酔いが抜けなかった(涙)。もう寝台車は乗りたくないなぁ。