景戒の夢解釈

今日は(も)日帰りで東京出張。大事な会議なのに遅刻してしまう...orz 最近、遅刻とか失敗とかが多い。鬱。 それはともかく、来年の1月14日に仏教史学会の例会で『日本霊異記』がらみの発表をするので、帰りの新幹線で先行論文をしこしこ読む。国文学科の丸山先生にいろいろ教えていただいたり、北條さんの説話の可能態を読んでいたりしたせいか、北條さんの言う「素材情報に在地社会との関係を問う」ような素朴な方法が気になる。たまたまではあるが、私が今、構想している発表も、今まで指摘されてこなかった思想史的な文脈を紹介した上で、景戒が夢解釈(下巻38の鏡日の夢の解釈)を通じてしようとしたことはなんだったのか?みたいなことなので、北條さんの試みは大いに刺激になった。実際には単なる資料紹介みたいなのになりそうだけど (^_^;; あと、夢解釈の時点と『霊異記』が書かれた時点とがずれているとすると、議論が二重になってしまうのだろうけど、多分そこ(景戒が『霊異記』を書いた時点)まではできない。 まあ、ぼちぼちがんばりましょ (^_^;;