武道の誕生

井上俊『武道の誕生』(吉川弘文館 歴史文化ライブラリー179) 今日「武道」とよばれているものが、国民国家の形成、近代化とともに明治以降形成されたという内容。最近流行?の論旨だし、嘉納治五郎講道館柔道がベースでだいたいは知っている内容だったので、さらりと読めた(というか、格闘技系じゃなければ多分読んでない (^_^;;)。講道館柔道中心で「伝統」の創造を論じるのはちょっと無理があるように思う。新書的な本なので限界もあるのだろうけど。