姫神様に願いを

姫神さまに願いを (姫神さまに願いをシリーズ) (コバルト文庫)

姫神さまに願いを (姫神さまに願いをシリーズ) (コバルト文庫)

天台密教ネタのラノベと聞けば、大学時代に『金剛頂経疏』を読まされた私としては読まずにはいられません。ええ、実際、摩多羅神が出てきたところなんか鳥肌が立ちましたよ、感動して。でもそれ以外のところはダメです。読むのが辛いです。高校生のタメ口(風の役割語)には、正直うんざりです。要するに私は、仏教史ネタに萌えているだけです。しかも私の台密の知識なんて、ブックスエソテリカ*1に毛が生えた程度なので、内容のいいかげんさにブチ切れとかせず、ちょうどよい湯加減てなもんです。

続編が天文法華の乱ということで読みたいのはやまやまですが、はたしてこのノリについていけるでしょうか。不安です。