ジョイ・ウォンのリインカーネーション ―輪廻転生―

原題『潘金蓮之前世今生』、とくれば『金瓶梅』。あの潘金蓮(って架空の人物じゃなかったのか?)が20世紀に転生して、前世と同じようなことを繰り返す、というもの。レンタル屋になかったので中古で購入してしまったが、原題を知ってりゃ買わなかったかも (^_^;;

最初に死後の世界から始まり、冥界のお婆さん?から転生直前に前世を忘れるためにお茶を三杯飲むよう勧められる、みたいなシーンが出て、もしかして(予想に反して)論文に使えるんじゃないか?とちょっと期待する。その後、文化大革命時の上海に転生し、おなじみの造反有理!革命京劇!みたいな妙にテンションの高いシーンになって、もしかするとこの映画、おもしろいかもと期待が膨らむ。

しかしその後、武大の生まれ変わりの饅頭企業の社長?に連れられて香港に行ってからは、『そのとき歴史は動いた』の再現VTRみたいな前世の記憶に悩まされながら、ついついおイタをしてしまう(香港にたくさんいそうな、眉毛が太くてバブルっぽいファッションに身を包んだ)主人公=潘金蓮の生まれ変わりという、それだけ。

ということで、やっぱり予想通りの中途半端なエロ映画でした(涙)。