元暁生誕1400周年記念国際学術大会「21世紀元暁学の意味と展望―元曉撰述文献の系譜学的省察」の記事

来月ソウルで発表する国際会議のことがニュースに出ていたので、該当箇所だけ和訳してみた。
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第二の学術大会は韓国で開かれる。東国大が主催し、5月19〜20日、「21世紀元暁学の意味と展望―元曉撰述文献の系譜学的省察」がテーマで、合計14人の国内外の学者たちが集まって元暁スニムに総合的に光を当てる「元暁学学術祭」だ。この大会の特徴は、元曉スニムの主要著作を一つ一つ確認するものである。一人の学者が元曉和尚の代表的著作を担当して深化研究した成果を発表し、テキスト(写本を含む)と思想の二側面を同時に扱う。また、各テキストの元曉スニム以前、インドと中国での関連文献がどのように流通されて影響を及ぼしてきたかについて巨視的に照明する。この土台の上に元曉和尚の思想を解釈学的にアプローチし、その意味と思想史位相を明らかにするという趣旨だ。

Robert Buswell米国UCLA教授の基調講演を皮切りに、崔鈆植 東国大教授が『起信論疏』『起信論別記』を、安成斗 ソウル大教授が『二障義』を、石井公成 日本駒澤大学教授が『金剛三昧経論』を、師茂樹 日本花園大学教授が『中辺分別論疏』を発表する。続いて高榮燮 東国大教授の『十門和諍論』、金星喆 東国大慶州キャンパス教授の『判比量論』、朴珖娟 東国大教授の『菩薩戒本持犯要記』、敖英 中国復旦大学教授の『本業經疏』の深化した研究成果に触れることができる。南東信 ソウル大教授が『法華宗要』を、張文良 中国人民大学教授が『涅槃宗要』を、Jörg Plassen ドイツBochum大学教授が『華厳経疏』を発表し野呂靖 日本龍谷大学教授と李秀美 東国大学教授は、それぞれ『勝鬘経疏』と『金光明経疏』の逸文を収集して紹介する。

最後に14の研究成果を総決算して「21世紀の元暁学の意味と展望」をテーマに総合討論が続く。仏教と西洋の哲学を専攻した金鍾旭 仏教文化院長の進行により元暁スニムの著作と思想を現代の視点からどのように理解し、21世紀の東アジア文明をリードすることができる哲学談話をどのように作っていくかについての議論が繰り広げられる予定だ。