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言語学の教室 哲学者と学ぶ認知言語学

冬休み息抜き読書は続く。

認知言語学の入門書。生成文法との対比で書かれていてわかりやすい。

最近研究している因明(東アジアの仏教論理学)を読んでいくのにヒントになるような概念がたくさん出てくる。認知言語学は、意味論と語用論とのあいだに線引するのは無理、という立場だそうなので、やはりそのあたりが連続している(というか、そこにはっきりとした線を引くのは従来の言語学に特殊なやり方なのだろう)因明の世界になじみやすい印象。たとえば認知言語学における「プロトタイプ」の議論などは、因明における自相(と差別)の議論を考える上で参考になるのではないかと思う。