春休み、という名称からは程遠い忙しい毎日ではあるが(そもそも大学教員にとって、長期休暇期間は繁忙期なのである)、それでも充電をしておかなければと思い、積読本を少しずつ消化している。最近読んだ仕事に直接関係がない本は、以下のとおり:
- 作者: 小熊英二
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/08/17
- メディア: 新書
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本書を昨今の反原発デモの盛り上がりを背景に書かれた本だと見れば、昨年の印仏学会で「震災と仏教」なるパネルを司会した者にとっては「仕事の本」の一つになるのかもしれない。
小熊英二氏らしい分厚い新書であるが、さくっと読める(ので、単純すぎないか?本当にそうかな?と思う箇所はけっこうある)。私は、学生時代からちょこちょことデモに参加していて、反原発デモにも何回か参加したことがあるのだが、そういう自分の活動(といえるほどのものではないが)の歴史的・思想史的な位置づけを大ざっぱに確認できたのは収穫であった。
たまには小説も、ということでハードSF。
- 作者: 林譲治
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2005/09/22
- メディア: 文庫
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人工降着円盤をはじめとするハードSFな設定に注目が集まるところだろうが、『なめらかな社会とその敵』をパラパラ流し読みしていたからか、個人的にはむしろAADDという組織(というか社会)のあり方に興味を持った。
ということで、全然積読本は消化できていない。