うむ、おもしろい。
- 作者: 橙乃ままれ,ハラカズヒロ
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2011/08/31
- メディア: 単行本
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- 作者: 橙乃ままれ,ハラカズヒロ
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
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以下ネタバレ。
『まおゆう』もそうだが、この作家の作品は日本のコンピュータゲームのRPGをメタな視点で描いている、というのが大きな魅力である。4巻で、ある登場人物が〈大地人〉から〈冒険者〉に変わる、という場面があるが、これなども通常の作家であれば少年マンガ的な(あるいは金庸的な)ご都合主義ですませてしまうところであるが、この作家の場合、単なるご都合主義ではなく、とてつもない存在論的=フィクション論的な問題への伏線なのではないか、と期待させてくれる(単にNPCの性能があがった、というのではなく、NPCがPCになったのだから)。Web版も次の五巻*1分ぐらいまでしかないようだし、今後の展開が楽しみだ。
*1:[asin:4047276693:detail]