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刻刻

けっこう前に買ったのに読んでいなかったのを読んだ。

刻刻(1) (モーニングKC)

刻刻(1) (モーニングKC)


刻刻(2) (モーニングKC)刻刻(3) (モーニングKC)刻刻(4) (モーニング KC)

新手の冥界訪問譚、と言ったところか。ある平凡な一家に伝承されていた術を使えば、現実世界の時を止めることによって、現実世界の刹那刹那の隙間にある冥界の入口みたいな空間に入ることができる。その時が止まった空間のなかで、一家と、ある宗教団体とのあいだで、術の所有をめぐる様々なバトル、駆け引きが繰り広げられる。ごく平凡な、というより、この手のアクションものにはまるで縁がなさそうな一家が殺し屋とのバトルに巻き込まれるという意外性、緊張感のあるようなないような駆け引きの面白さもさることながら、時が止まった世界に現れるモンスター化?した死者たちの描写が面白い。またこの術や死者たちについて宗教団体の方に文献資料が残されている、という設定、あるいは先人が死者たちをコントロールしようとした試みの痕跡などが描写されている点も興味深い。

4巻目にいたって、ようやく序盤が一段落といった感じだが、今後の展開が楽しみである。