僕らのナムコ80'sトリビュートコミック

うーん、わざわざ買うまでもなかったかも。とは言え、ドリヤス工場は、相変わらずいい味を出していますな。

僕らのナムコ80'sトリビュートコミック (CR COMICS DX)

僕らのナムコ80'sトリビュートコミック (CR COMICS DX)

30代後半以上のゲーム好きには、80年代のNAMCOには特別の思い入れを持っている人がいて、そういう人がWiiのバーチャルコンソールみたいなものに貢いでいるのではないかと思われる。私も、貢ぐほどではないが(危うく踏みとどまっているという感じ)、同じ気持ちを持っている。憧れつつも歯が立たなかったのがゼビウスリブルラブルあたりで、(今放射線被害で大変なことになっている)郡山のゲーセンに通うようになってから、バラデュークサンダーセプター源平討魔伝などで全面クリアをした記憶がある(源平討魔伝をクリアした頃から、ゲーセンのおばちゃんがゲーム機の蓋を開けてクレジットを勝手に入れてくれるようになり、お金を払わなくなった。ゲームをクリアすると見物人が集まってきて、客寄せになったから)。

80年代NAMCOのゲームには、「ゲームにしかできない表現」という意味でのゲーム性が高かったように思う(リブルラブルの「世界」など、ゲームでなければありえないだろうと思う)。今のゲームは、映画でやってそうなことをゲームというプラットフォームでやろうとしているものが、あまりにも多い気がする。もちろんそれはそれで、経済的に成功するために必要だったりするのであろうから、一概に否定する気はないのだが、映画的なゲームを作ることがゲームの目標のように言われることは、ちょっと違うんじゃないかと思ったりもする。