読んだ。SARU=孫悟空の話なのに、仏教・道教が全然出てこないのは、ちょっと新鮮。
- 作者: 五十嵐大介
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2010/02/25
- メディア: コミック
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- 作者: 五十嵐大介
- 出版社/メーカー: 小学館
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『ノストラダムスの大予言』+ヘルメス文書という神秘主義というよりオカルトな世界観。一応、ブータンのお坊さんがキーパーソンではあるが、主人公はバチカンのエクソシスト。バチカンといえば『ダ・ヴィンチ・コード』的なものを思い浮かべるが、このマンガのように諸宗教・神話を混ぜご飯にしてしまうマンガは諸星大二郎や星野之宣をはじめとしてよく見かける。もしかして日本マンガのお家芸だったりするんだろうか?(海外の事例とかあればご教示下さい)
最後の決戦がやけにあっさりしているところに好感を持った。普通の少年漫画だったら50巻ぐらい費やせるであろうテーマをたった2巻で終わらせる潔さ。神話における戦闘シーンを読んだ時の感覚に似ているかもしれない(あれ、それで終り?みたいな感じ。演劇になったら途端に長くなるんだろうが)。
伊坂幸太郎の『SOSの猿』が、このマンガと同じ世界を舞台にしたものらしい(原作ではないらしい)ので、こっちも読んでみようかな。
- 作者: 伊坂幸太郎
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2009/11/26
- メディア: 単行本
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