復刻 幻の藤原ノート―「ゴッチ教室」の神髄

読んだ。藤原組系(藤原組・バトラーツパンクラス)を追いかけていた組長ファンとしてはマスト・アイテムであろう。

復刻 幻の藤原ノート――「ゴッチ教室」の神髄

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ノートの部分も興味深いが、本書の白眉は最後の「あとがき」における胃癌手術についてのモノローグであろう。自他共に認める「職人」であり、「職人は作品(=リング上のパフォーマンス)で語るもんだ」とばかりにリングの外では技術についてあまり語ってこなかった組長が、こんなネタ帳的な、水鳥の水面下の水かきを殊更に見せるような本を出す背景には、この胃癌の手術前後の心境の変化があったのではないか、と邪推してしまう。自分が死んでも、ゴッチさんから自分に伝わってきた「強いプロレス」を誰かに継承して、残してもらいたい、という気持ちを否定することはできない。そう思うと、イラストを自らの手で描き直したノートの部分も涙なくしてはよめない。

こっちはまだ読んでないが、読んだら号泣しそうだな (^_^;;

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