買って得した気分。
- 作者: 佐藤道子
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2009/02/10
- メディア: 単行本
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『東大寺修二会の構成と所作』の著者が、東大寺の修二会についてコンパクトにまとめた本。
- 作者: 東京文化財研究所芸能部
- 出版社/メーカー: 法蔵館
- 発売日: 2005/11/01
- メディア: 単行本
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- 作者: 東京文化財研究所芸能部
- 出版社/メーカー: 法蔵館
- 発売日: 2005/11/01
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- 作者: 東京文化財研究所芸能部
- 出版社/メーカー: 法蔵館
- 発売日: 2005/11/01
- メディア: 単行本
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- 作者: 東京文化財研究所芸能部
- 出版社/メーカー: 法蔵館
- 発売日: 2006/01
- メディア: 単行本
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これを買いたくても買えないやつ(俺だ)は、この本を読んで泣け!
お水取りと言えば、火花がぼぼぼぼーっとなる例のシーンだけが有名だが、本書のサブタイトルにもあるように、本質は「懺悔」である。懺悔行は、中央アジア〜東アジアで盛んに行われてきた神秘体験を伴う実践方法であるが、現在、伝統的なやり方でちゃんとやっているのは日本ぐらいじゃないかと思う。東大寺の修二会は、比叡山の好相行(渡部光臣師、好相を得る - もろ式: 読書日記参照)と並んで、中央アジアぐらいから続いている伝統的な懺悔行を継承している数少ないものの一つである。
ちなみに、奈良博の「古密教展」でもこの修二会関連のものが展示されていたが、神秘的だったり呪術っぽいのはなんでもかんでも密教に押し込めてしまうのはやめてほしいところである。東大寺の修二会にも「授戒」というパートがあるが、懺悔行は菩薩戒を受けるときなどに普通に(かどうかはわからないが、それなりに一般的に)行われていた修行方法の一つである。わからないものをごまかすために、「密教」とか「道教」とか「シャーマニズム」とかを持ち出す例が多すぎやしないだろうか。本書は、そういう乱暴なことはしていないので、ますます好感度が高いのである。