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韓国・朝鮮の絵画

昨日は浜松・静岡で「東山永観堂の『みかえり阿弥陀』その信仰」という題でしゃべってきた。まずは永観堂禅林寺の歴史、永観というお坊さんの仏教史における位置づけ(日蓮に言わせると日本浄土教トップ3の一人らしい。あとは源信法然)、永観のやっていた修行(常行三昧的な懺悔行)など。そしてみかえり阿弥陀が成立した背景として、高麗仏画の影響、異形の阿弥陀仏像(五劫思惟阿弥陀如来像〔これはウケた〕とかなど)、当麻寺との関係(練供養のビデオを見せた。これもウケた)など。

高麗仏画については井手誠之輔氏の一連の研究*1に負うところが大きいが(福島恒徳先生に教えていただきました。ありがとうございます)、スライド用の大きめの図版を探していたら、井出氏が解説を書いている次の本を見つけた。

韓国・朝鮮の絵画 (別冊太陽)

韓国・朝鮮の絵画 (別冊太陽)

目当ての高麗仏画だけでなく、高句麗の壁画や朝鮮王朝時代の民画がかなりよい。19世紀の瀟相八景図に見られるしりあがり寿テイストはただものではない(高麗美術館蔵なのか…意外と近くにあったのね (^_^;;)。また「文字絵」というジャンルが朝鮮民画にあったとは不勉強にして知らなかった。もっともっと見てみたいという気にさせてくれる、よい本だと思う。

*1:[http://ci.nii.ac.jp/search?q=%E4%BA%95%E6%89%8B+%E8%AA%A0%E4%B9%8B%E8%BC%94&range=0&count=20&sortorder=1:title]