日本と《宋元》の邂逅

西山美香さんよりご恵贈いただきました。ありがとうございます。

この手の日中交流史的な研究というと、遣隋使遣唐使がある分やはり隋唐が中心な印象があるが(『アジア遊学』も初期の頃は遣唐使ネタが多かった*2)、中世の宋・元(元=“侵略者”というイメージが強いよなぁ)との交流をこうして俯瞰できるのはとても勉強になる。

また最近、観仏信仰の説話にしばしば登場する「生身」の仏・菩薩像について、ちょこちょこ文献を集めているところなので、梅沢恵氏の「羅漢図における「生身」性とその受容」は参考になる。

*1:[asin:4585104194:detail]

*2:[asin:4585040226:title=アジア遊学3 東アジアの遣唐使]、[asin:4585040234:title=アジア遊学4 日本の遣唐使]、[asin:4585102779:title=アジア遊学26 九世紀の東アジアと交流]、[asin:4585102787:title=アジア遊学27 遣唐使をめぐる人と文学]。あと渤海ネタがいくつか:[asin:4585040250:title=アジア遊学6 渤海と古代東アジア]、[asin:458510402X:title]。