韓国の金剛大学校仏教文化研究所より、『불교학리뷰』*1 Vol.4(2008年、ISSN 1975-2660)をご恵贈いただきました。ありがとうございます。目次は以下の通り:
- 研究論文
- 研究史
- 書評
- 翻訳
金天鶴さんの論文については聖徳太子論の見直し - もろ式: 読書日記で少し触れました。
推古朝の仏教研究の水準では、三経義疏のような本格的な注釈書は無理だと考えられてきたが、最近、天武・持統朝に活躍した百済からの渡来僧・道蔵の『成実論疏』の逸文が金天鶴氏によって発見され、水準云々の議論は白紙に戻ったと言ってよい。 (...) 渡来人による述作なども含めた再検討が必要。
※ 補足: 石井公成さんより、http://d.hatena.ne.jp/moroshigeki/20090103/p1#c1232717307 で補足を頂きました。金天鶴さんの論文をはじめとする各論考が http://gcbs.geumgang.ac.kr/sub2/page_1.html で公開されているようです。