南都文化研究組織第6回シンポジウム

激暑の中、奈良教育大学の職員会館をお借りして研究会。実はこの日は早朝に便意で目覚め、朝から下痢大魔神状態でキャンセルしようかとも思ったが、だんだん落ち着いてきたのでがんばって参加。プログラムは以下の通り:

  • 「天狗の石合戦―神野山」久留島元(同志社大学大学院)
  • 「行基」関根綾子(藤村女子高校)
  • 「蜂の宮」師茂樹花園大学
  • 後醍醐天皇」原田信之(新見公立短大)
  • 「大和の富士参りの唄」荻野裕子(奈良教育大学
  • 「春日浄土と六道の伝説」青江智洋(花園大学
  • 「吉備塚をめぐる伝承と考古学的成果」角南聡一郎(元興寺文化財研究所)
  • 「殺された龍」丸山顕徳(花園大学

今回は某出版企画の準備みたいな集まりだったため、いつもの研究会モードとは違う雰囲気ではあったが、いずれも興味深いものばかりで、議論も活発に行われた。

神野山は、一応、徳一ゆかりの場所でもあるので前から気になっていたが、研究会で超古代文明「イワクラ」などの活動の情報を聞いて、俄然行きたくなってきた。

花大者としては、青江さんの発表が非常に高く評価されたのがうれしい。ぜひ、うまいことまとめて欲しいものである。

角南さんの発表は相変わらず古墳時代から現代までを往復する知的ジェットコースター?な発表で、たいへんおもしろかった。詳しいことをここに書けないのが残念。

私の発表は東大寺三月堂の執金剛神が、蜂になって平将門をやっつけた、という伝承を紹介しただけの発表で、ちょっとおもしろみに欠けたのが失敗プー。