山部能宜先生の瑜伽行派論文

「五姓各別説と観音の夢 ―『日本霊異記』下巻第三十八縁の読解の試み」の抜刷をお送りしたら、こんなに頂いてしまいました。ありがとうございます。

何本かは持っているものもありましたが、初見のものも多く、大変ありがたいです。

ところで今日の午前中、血液検査の結果を聞きに行くために病院へ。待合室で「馬鳴の学派所属について」を読んでいた。血液検査の結果は中性脂肪が高いが、心配しなくてもよいとのこと。その後、お昼を食べにラーメン屋へ。中性脂肪云々が気になりつつも、トマトラーメン・チャーシュー入りを汁まで全部平らげたあと、再び何気なく「馬鳴の学派所属について」に目を落とすと、『瑜伽師地論』の次のような一節が目に入った:

かの[行者]は、上述のように諸根を防護して、配慮をもって食事を摂るのである。憍慢のためでもなく、情欲のためでもなく、装身のためでもなく、美容のためでもない。ただこの身体の存続と維持のためであり、飢えを除くためであり、梵行を扶けるためである。

仏陀は何もかもお見通しであらせられる(苦笑)、と本気で思った (^_^;;