- 作者: 南條範夫
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2005/10
- メディア: 文庫
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『シグルイ』の原作。全部で11試合行われたうちの第1試合(「無明逆流れ」の章)がマンガとして連載中、のはずだが、すでに原作とマンガはキャラクター描写においてもストーリー的にも大きく乖離してしまっている。虎眼先生は、小説だと普通です (^_^;;
全体としては、逆ご都合主義とでも言うべき内容。男女の中が簡単にもつれて収集がつかなくなり、都合良く悲惨なエンディングに向けて転がって行くというような。
細かいところで、「無惨卜伝流」における江戸・松岡道場での会話シーン。
「おい、見たか」
「うむ、大した美形だな」
「鹿島の卜伝先生のみよりだそうな」
「たっ、これは一大事」
「貴公などは、とてもだめじゃ。まず、差当り、この我輩かな」
「馬鹿を云え、鏡を貸してやろうか」
「何だか、おれは、世の中が、楽しくなったようだ」
「おれは、死にたくなった。あんな美女が、この世にいるのかと思うと、変に哀しくなるよ」
2ちゃんねらーの会話のようだ (^_^;;