一部で空耳が話題?になっている『仮面ライダーキバ』のオープニングの出だしであるが、私には「ばんばんびりーばーん」と聴こえていた。
- アーティスト: Tourbillon
- 出版社/メーカー: エイベックス・マーケティング
- 発売日: 2008/03/26
- メディア: CD
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昨日、CDを買って歌詞カードを見たら「バクバク Beatin' heart」だった (^_^;; もしかすると、発売日にCDを買ったのって、人生で初めてかもしれない。
それはともかく、キバはなかなかおもしろい。伊藤剛さんの『マンガは変わる』*1に「なぜ、変身ヒーローはかくも身体を徹底して覆うのか 「**レンジャー」の身体を覆う「皮膜」をめぐって」という(マンガが出てこない)一文があり、ゴレンジャーに始まる所謂“戦隊ヒーロー物”の、あの薄いコスチュームを問題にしている。
戦隊ヒーローは、物語上の設定でも「人間が“強化服”を着た」ものである。超人的な力を発揮するさまざまな理由づけは行われるのだが、「強化服」という設定は基本的には変わらない。
…戦隊ヒーローにおける「変身」は、物語上でも「非日常の服を着ること」つまり「異装」なのだ。一方の『ウルトラマン』や『仮面ライダー』の「変身」は文字通り身体が別のものに変わることを意味している。
私が今期の『ゴーオンジャー』が嫌いなのは、「非日常の服を着ること」を通り越して、ただの服としか思えないような描き方だからだ。なんとゴーオンジャーたちの頭部はヘルメットであり、許し難いことに容易に脱げるのである! それじゃあ「変身」じゃないじゃないか(涙)
それに対してキバは、そもそも種族が違う(人間と吸血鬼のハーフ)。仮面ライダーが元々改造人間の悲哀を描く作品であることをふまえれば、キバは伝統にのっとった作品とも言える。以前の仮面ライダーについては、実はライダーキックが嫌いだった(だって妙に人間臭いっつーか、『空手バカ一代』臭いんだもん)が、今回のライダーキック(“ダークネスムーンブレイク”とも言う)は格闘技的技術論を完全無視で逆に好感度が高い。巨大化してシトみたいになった敵を、正面飛びのミサイルキック一発で轟沈させるのも(賛否両論あるようだが (^_^;;)結構好き。
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