- 作者: 松井良明
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2007/04
- メディア: 単行本
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最初、書店で手に取ったときは、「プロレス史研究の一助になれば」程度の軽い気持ちだったのだが、読んでいくうちに、社会史、生命倫理、法学など、本書の持つ幅広い射程の方にむしろ惹かれていった。
ここで言う生命倫理とは、闘鶏、狐狩り、競馬などの賭け事の対象となる所謂アニマル・スポーツが、動物虐待と見られ批判、規制されてきた(しかし、上流階級に対してはそのような規制はなく、結果として競馬などは「格式の高いスポーツ」になっていく)、というイギリスにおける動物保護の成立なんかの話である。よしのぼり君が感心を持ちそうなテーマかも。
(書きかけ)