久保柿

我が家には狭い庭みたいなものがあって、金木犀とか楓とかが植わっている。その枯れ葉が玄関先とかに溜まってくるので時々掃き掃除をしたりしているのだが、この日も箒を持って玄関を出たり入ったりしていたら、大家さんが高枝鋏で柿を取っていた(大家さんちの敷地内に住んでいるので、地続きなのである)。挨拶をしたら、「背が高い」という理由で高枝鋏は私にバトンタッチ。けっこう高い木だったので、塀に登ったり脚立に乗ったりちび2号に手伝わせたりして、悪戦苦闘しながら柿をとる。なんだかんだで二家族では食べきれないぐらいの柿がとれてしまう。

大家さんちの庭には他にも柿の木はあるのだが、私がとった柿は久保柿という種類だそうで、小振りだけど甘いらしい(写真)。皮をむくと黒ずんでいるので見た目は悪いが、なるほどかなり甘い。妻が熟れたやつを早速ジャムにする。