吉野山巡り

前日、夜中の2時、3時まで酒を呑み呑みだべっていたので(まあ、学生にとっては勉強って感じだったけど)、この日は少し遅めのスタート(でも朝ご飯はがっつり三杯)。吉野山は、蔵王権現ご開帳のため一部交通規制がかかっていたので、徒歩で桜本坊、喜蔵院、大日寺をまわる。

桜本坊は伝統の上に、現代のエコロジカル、スピリチュアルなものが乗っかっていて、なかなか興味深い(思わず得度受戒会のパンフをもらってしまう)。

喜蔵院では、「午(ママ)頭天王」という看板のついた小さな摂末社?があり、中が丸見えなので(目がつぶれるのを恐れつつ)覗いて見たら、小ぶりのメロンぐらいの大きさのごつごつした石だったので、ちょっと興味を惹かれた。石を牛頭天王として祀るっていうのはよくあるんでしょうか?>識者

大日寺では、五智如来像がとても美しく、上品かつ立派で、皆で見惚れる。仏像の荘厳に比して、金堂?が小さく、地震が来たらやばい感じだったので、皆で献金(といっても小銭程度だが)をする。

その後、自動車で如意輪寺へ。宝物館では臨時美術史ゼミが開講。福島先生のお話を聞いていると、自分の勉強不足を痛感する(時代判定クイズもはずしたし(涙))。けっこう立派なものがあったのだが、修復したらいいのになーと思うような状態のものが多く、複雑な気分になる。お金がかかるしねー。

このあたりでいい時間になったので、吉野山をあとにして、温泉へ向かう。その温泉は私が一度、丸山先生と行ったことがあるところだったので、調子に乗って先導したら思いっきり道に迷う。京都でも道に迷う、方向音痴の私としては、面目を保ったというところか(涙)。

帰りの車内では、650万年前に金星から鞍馬寺に降臨したサナート・クマラの話(これとか、これ*1とかをあわせてUFO・仏教混交形態と命名)とか、トンパチな人の伝記が好きだという学生に勝小吉先生の不朽の名著『夢酔独言』*2を紹介したりとか、要するにバカ話をしながら帰る。お疲れ様でした。

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*2:[asin:4582763332:detail]