[[金峰山寺]]詣で

朝10時に大学集合。福島先生主催の美術史研究会にお供して、吉野山金峰山寺で特別開帳される蔵王権現をお参りに行くのである。京都南インターから名神→近畿道→南阪奈道と行けば、一時間半ぐらいでそこはもう奈良県南部の入口…のはずが、南阪奈道の出口あたりで大渋滞。参拝客渋滞である。紅葉前のこの時期、三連休とは言え、吉野山にそんなに観光客がいるとは思ってなかったのだが、蔵王権現様をナメてました、すいません。しかし、明日香村を抜ける頃にはスムーズに車も流れ、金峰山寺に到着。山上は大賑わいである(写真)。

果たしてお目当ての蔵王権現は、予想以上の大迫力であった。蔵王権現については、

今から1300有余年前、金峯山山上ヶ岳に役行者が一千日の修行に入り、感得された権現仏であります。

http://www.kinpusen.or.jp/guide/guide_2.htm

とのことであるが、起源がいまいちはっきりしない。人に説明する際には「超サイヤ人化した仁王さん(執金剛神)」という言い方をするのだが、武道/格闘技っぽいポーズ(特に左手の二本指が中国武術っぽい)をとりながらも腰が入ってる気がしないのは、まさに『ドラゴンボール』的、あるいはドラゴンクエストのモンスター風の描写である気がする。

宿にチェックインして(予約してくれたA君、ありがとう!)、散歩がてら皆でお酒なんぞを買い出しに行くと、いろいろ変なもの(天狗のお面とか)を売っているおみやげもの屋があったのでひやかしに入ってみると、桜皮細工の小物とかが妙に安い(4千円ぐらいのものが4百円ぐらいで売ってる)。お店の人に聞いてみると、店じまいした別のお店の在庫処分品らしい。私は3,000円で錫杖をゲット。白木だがちゃんと頭に6個の金属環がついており、つきながら歩くと「しゃりーん」と音がする。うれしくなって「さ〜んげ(懺悔)、さんげ〜♪」などと歌ったり、天地拳をやったりしながら、缶ビールを片手に宿に帰る。