台北3日目

第76回人文科学とコンピュータ研究会研究発表会/東南科技大学2007国際シンポジウム「人文科学とコンピュータ科学」本番の日である。台湾側が非常に(気後れするぐらい)立派に準備して下さっていて、大成功であった。

ちなみに私も「文字の見えない部分―制御文字考(2)―」という題で発表した。人文情報学シンポジウムでの発表(moroshigeki's blog参照)で提示した(つもりの)自己書き換え系としての書記を踏まえつつ、『テヅカ・イズ・デッド*1キャラ/キャラクター論を批判的に検討して、文字論とキャラクター論を架橋できないか、というような試みなのだが、プレゼンも論文もヘタクソなせいであまりよく意図が伝わらなかったようである(涙)。あー、最近、どんどんプレゼンが下手になっていくなぁ。考え過ぎなんだろうなぁ(自己嫌悪)。

夜は東南科技大学の先生方をお招きして國賓大飯店で懇親会。牛肉麺が旨かったので、おかわりをする。

ホテルに帰ってから、人文情報学シンポジウムの論文集の総括をしこしこ書く。そのための参考書として読んだ『ライトノベル「超」入門*2に、「ドラマ(の可能性の束)」「性格=行動様式=外見やアイテムの束」としてのキャラクターというのが論じられていて、うわーChaonモデルじゃんかよー、とびっくりする。

*1:

テヅカ・イズ・デッド ひらかれたマンガ表現論へ

テヅカ・イズ・デッド ひらかれたマンガ表現論へ

*2: