再起動、再起動、再起動…

私は自宅ではMac miniがメインマシンなのだが、世の中にはどうしてもWindowsを使わなければならない場面がある(もちろん、Macを使わなければならない場面とか、Sunを使わなければならない場面とかもある)。近々購入予定のPhotomodeler*1という3次元写真測量ソフトを自宅で使うために、安いWindows PCとWindows Vista Home Premiumアカデミック アップグレード*2(アカデミック版はこれしかないようである)を購入した。やることがXPでできる範囲のことだとわかっているので、わざわざ評判の悪いVistaにする必要はないのだが、職業柄ある程度触っておきたかったのである。

さて、注文していたものが揃って、インストールの開始である。Vistaはアップグレード版なので、まずはXP SP2をインストールしなければならない。しかし手元にあったXPもアップグレード版なので、Windows NTのディスクも用意する。再起動数回を経てXPを一通りインストールしたが、新しいマザーボードであるためかオンボードNICを認識しない。インターネットが使えないとXPにSP2をあてることができないので、マザーボードのドライバもインストールする(再起動3回)。その後、Microsoft Updateでパッチを数回当て(その度に再起動)、ようやくSP2をダウンロードできるようになる。ここまでで一日目が終了。

翌朝、SP2のインストール(&再起動)後、ようやくVistaにたどり着く。アップグレード版はDVDからインストーラを起動するのではなく、現在動いているWindows上で起動しなければならないらしい。インストールの間に再起動数回、その後パッチが自動的に当たってさらに再起動数回、マザーボードのドライバを入れて再起動一回、ウイルス対策ソフトのインストールとアップデートでさらに再起動数回。ようやく一通りのセットアップが終了。いったいここまで何回再起動をしたというのか。今回は目的が限られているのでこんなものだが、ファイルのコピーとかRAIDとかMicrosoft Officeを入れたりとかしたら、もっと面倒なことになるような気がする。

ところでVistaは、インタフェースが結構違っていて戸惑うところも多いが、概ね好感度が高い。というか、噂には聞いていたが、Mac OS Xにかなり似ている。ホームディレクトリがC:\Users\moro\になっていたのは、ちょっとびっくりした。かつてServices for UNIX (SFU) と呼んでいたUnix的環境もSubsystem for UNIX-based Applications (SUA) なる名前になってEnterpriseとUltimateには標準搭載らしいから、そのへんの都合もあるのかもしれない。

*1:http://www.photomodeler.com/、http://www.victorysoft.jp/phmodel/

*2:[asin:B000JQJP7O:detail]