学位記授与式と切田君

今日は毎年恒例の卒業式の日である。風は非常に冷たいが、空は抜けるように明るい(っていうか、冬だ (^_^;;)。

ゼミについては情報歴史学研究室: 2006年度学位授与式に書いたのでそちらを参照。

写真は、少林寺拳法部とともに顧問をしている史学研究会 霞梅の卒業生二人。左側の切田君とは、アニメやら思想やら研究室で夜遅くまでいろいろな議論をしたり、ヴィトゲンシュタイン論理哲学論考』の読書会をしたりしてきた。私が誘うと漢字文献情報処理研究会方法論懇話会のイベントに出てくれてちゃんと質問などもしていたし、何より読書家であった。彼に触発されてか、あるいは同類が自然と集まったのかはわからないが、霞梅主催の討論会は(未熟な面はあったが)意欲的でおもしろかった。

切田君との議論はおもしろかったので、卒業してしまうのは正直寂しい(卒業しても遊びにきてね)。彼のような学生が大学院に来ない、というのが、現在の人文学界の危機的な状況を示しているような気がしないでもない。